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【火曜日のしかけ#22】ここを断捨離予告

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回は、書類やパソコン内のファイルを探す時間・ストレスを低減できるシンプルな7秒しかけ「ここを断捨離予告」を紹介します。

『白潟さん、断捨離って何ですか?』
失礼しました、説明しますね。

一言で言うと、余計な書類とファイル(PC)を持たない!
ということです。

詳しくは、

断(だん):新しい物を断つ
必要のない物を買わない、取り入れないことです。買い物をする際には、本当に必要かどうかを見極める習慣をつけることが重要です。

捨(しゃ):不要な物を捨てる
既に持っているが使っていない物、役に立たない物を手放すことです。これにより、物理的にも精神的にもスペースができ心のゆとりが生まれます。

離(り):物への執着から離れる
物に対する執着心をなくすことです。物を所有することで得られる安心感や満足感に依存しないようにします。

整理整頓上手な方は日頃から断捨離を実践していると思いますが、そうでない方にはおススメの7秒しかけになります。

「断捨離しなきゃ!」というハードルは、実は前日に「明日、断捨離するぞ!」という宣言で乗り越えられるかもしれません。

それでは、紹介していきます。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「ここを断捨離予告」とは

あれ!あの書類どこにいれたっけ!
机の上や引出しの中を探しても見つからない!

そんなことってないですか?
『たまに、ありますよ!』

そうですよね。書類が見つからないと不安になったりイライラしますよね。自律神経が乱れたりもします。

ちなみに、1日に書類を探す時間ってどのくらいだと思いますか?

『3分くらい?』
残念です!コクヨさんの調査では1日20分だそうです。
なんと、1年間に換算すると80時間出勤10日分になります。

『結構かかってるんですね』
はい、探す時間の短縮をすべきですね。

書類を探す時間を減らしたい方は、7秒しかけ「ここを断捨離予告」の実践をおススメします。

やり方はいたって簡単です。

① 断捨離したいものを選ぶ
まずは、書類がたくさんあって探す時間がかかっていた引出し・机の場所・クリアファイルを選びます。

パソコン内のファイル/フォルダーを断捨離したい場合はパソコンを選びます。

② 帰社時に①へ「断捨離予告の付箋」をはります。
つぎに、①で選んだ引出し・机の場所・クリアファイル・パソコンへ帰社する時、「明日の断捨離予告の付箋」をはります。

次の画像を見てください

すみません、私の仕事部屋にある引出しに貼った「明日の断捨離予告の付箋」の写真です。

上から2つ目の引出しの断捨離予告です。

③ 翌日出社したら、断捨離開始です
翌日に出社したら、「明日の断捨離予告の付箋」がはってある引出し・机の場所・クリアファイル・パソコンを断捨離します。

事前に捨てるルールを決め、ルール通りに捨てましょう。

例えば、
・ 1カ月以上見てない書類は捨てるか廃棄用クリアファイル等に移動する
・ その後、3カ月以上見てなければ廃棄用クリアファイルの書類を捨てる

こんな感じのルールを決めます。

いかがですか?
簡単に実践できますよね。

近藤麻理恵さんによって考案された片づけのメソッドコンマリメソッド(こんまり流)のルールにもありますが、カテゴリー別に片づけるというのは断捨離の基本です。

なので、断捨離する物を前日に選び付箋をはります
一度に全ての物の断捨離は実現性が低いです。

自分が見えるところに付箋がはってあると視覚を働かせるので有効です。

断捨離は物理的なスペースを空け、探す時間・探すストレスを低減できる効果もありますが、心理的な効果もあります。

物が少ない環境は、ストレスを減少させ心の余裕をもたらします。

気にいってもらえたら、ぜひ7秒しかけ「ここを断捨離予告」実践しましょう!

2 アンカー(「ここを断捨離予告」を思い出させるきっかけ)

ここを断捨離予告」は今すぐ準備をすれば実践できるかと思います。 

3 今すぐ準備しましょう

ここを断捨離予告」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

①  ふせんの準備
(会社の事務用品調達、会社へ購入依頼、自分で購入)

② 断捨離する物の選定
書類がたくさんあって探す時間がかかってた引出し・机・クリアファイルを選びます。

仕事している時におもいついたら7秒しかけ「ふせんろく」を活用してください。

③  書類を捨てるルールを作成する
・捨てる期間を設定する
一般的には2週間/1カ月見ていなければ捨てる

・ 捨てる期間がきたら捨てるか一時保管かを決める

④ 4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。週4回も実践する機会はないと思いますが、まずは4回実践しましょう。

・ 「ここを断捨離予告」と4枚のふせんに書く(実践したらふせんをすてる!)

・ 「ここを断捨離予告」と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

⑤ ④のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつから実践しますか?

ここを断捨離予告」いつから実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今日から
・ 明日から
・ 明後日から
・ 来週の月曜日から

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込んでください。
ここを断捨離予告」実践と記入した付箋を手帳やパソコンに貼ってもいいです。 

ここを断捨離予告」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんが、書類をすぐ見つけられるようになることを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

ここを断捨離予告の7秒しかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また明日!


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