【金曜日のしかけ#23】MVからの経営会議
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけや社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。
ただ、気になるかと思いますので、すごいしかけの実践者の名前だけは先に公開します。
第23弾の「すごいしかけ」は小川社長の「MVからの経営会議」です。
社長、突然ですが経営会議はどのように始まりますか?
今回紹介するのは、経営会議の冒頭にビジョンの話をされることで「ビジョンを浸透させる」「ビジョンに向かって経営をする」を本気で実現されている会社です。
当たり前ですが、ミッションやビジョンは設定し社員に周知・浸透させるだけでなく、実際に経営のかじ取りに活用しなければ形だけになってしまいます。
その、”ビジョンを経営の舵取りに活用する”方法のひとつとして今回のすごいしかけを参考にしてみてください。
1 MVからの経営会議の内容
MVからの経営会議では、以下のように経営会議を時間設計します。
冒頭15分:ビジョンの再確認(社長)
15分~40分:質問とディスカッション(幹部と社長)
その後:通常メニューでの経営会議※業績の共有など
『白潟さん、ビジョンの再確認はわかるけど、いつもやっていると質問やディスカッションが発生するの?』
そうなんです。
実はここに、このしかけのキモが隠されています。
小川社長は、ミッションの事業コンセプト対して具体的で定量的なビジョンのゴールを設定しています。
ビジョンにゴールを設定しているからこそ、その進捗に対して「この事業は1/100の現実を変えるにカウントされるのか?」などのディスカッションが生まれるわけなんです。
2 このしかけのすごいところ
① 売上を追わない経営会議が実現できる
経営会議では売上や利益の進捗確認をしますが、売上というのは必ずしもビジョンに直結するわけではありません。
ビジョンに本気の経営をするのであれば、ビジョンに直結しない売上を削る会話があってもいいのではないでしょうか。
小川社長は経営幹部と「それは現実を変えている(ビジョン)のか?」という合言葉でビジョンの進捗確認をしています。
② 短期の売上ではなく長期のビジョンを追いかけられる
ビジョンは簡単には実現できないことが多いでしょう。
なので、「今期の業績はよくないけど、長期的にビジョン実現のためには良い状態だ」ということがあります。
その状況で短期の業績の悪さにフォーカスせず、じっくり長期のビジョン実現に全員で目を向けられるのが『MVからの経営会議』なんです。
3 自社に導入する際の工夫・注意点
・抽象的なビジョンだとPDCAを回しにくい
抽象的なビジョンはそのままでは追うべき指標には使いにくいことがあります。
小川社長がビジョンに加えてゴールを設定したように、定量的なゴールを設定するか具体的なビジョンに直すのもひとつの手です。
4 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「MVからの経営会議」を実践されている会社は、本社が東京都墨田区にある「卓越したアイディアとグロースハックで世界の可能性を開放する」をミッションに掲げている株式会社EXIDEAです!
頭脳明晰な小川社長が経営されておられる会社です。
現在、3つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
「MVからの経営会議」のすごいしかけを気に入ってもらえたら、
「日刊7秒しかけマガジン」のフォロー頂けると嬉しいです!
それでは、また来週!