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【火曜日のしかけ#29】1秒セルフコーチング『これから何を学べた?』

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回はシリーズ「1秒セルフコーチング」第5弾の紹介です。

セルフコーチングとは、自分の中にコーチを持ち自問自答することで成長していく手法です。

セルフコーチングは、くよくよと思い悩むのではなく、システマティックに内省し、建設的に考える習慣です。(中略)

悩んでいる人にとって、「セルフコーチング」という言葉はひょっとすると自分の思考の枠・呪縛を解く呪文になるかもしれません。

つまり、「セルフコーチング」と唱えた瞬間にこころの中にもう一人の自分、コーチを持つことが可能になります。

「セルフ・コーチング入門/本間 正人 ・松瀬 理保(日経BPマーケティング)」

1秒セルフコーチングの第5弾は『これから何を学べた?』を紹介します。

仕事が終わった直後や1日の終わりに『これから何を学べた?』と
セルフコチンーグしている方、ハイパフォーマーですね!

継続してください、ここまで読んでもらいありがとうございます。


残念ながら『これから何を学べた?』であまりセルフコチンーグしてない方は、ぜひ読み進めてください。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 『これから何を学べた?』とは

ハイパフォーマーは毎日振り返り、一つひとつの仕事に対して『この仕事から何を学べた?』とセルフコチンーグしています。

その結果、学んだことをまとめ改善点を洗い出し翌日から改善しています。


突然ですが、皆さん仕事が終わった直後ってどうしてますか?
『白潟さん、次の仕事に着手してます』

そうですよね。
次の仕事への着手もいいのですが、仕事が終わった直後に振り返りをしてはどうでしょうか?

もちろん、初めての仕事やチャレンジングな仕事、重要な仕事の場合だけですが…

『白潟さん、仕事が終わった直後の振り返りの有効性はわかりますが、振り返る時間がないんですよ』

たしかに、時間ないですよね。
そんな方にオススメの7秒しかけが『ゴールデンタイムロック』なんです。

朝一に「重要な仕事が終わった直後の5分」を振り返り時間として確保しましょう!

重要な仕事が終わった直後の5分」が事前に確保できれば、その5分にセルフコチンーグ『これから何を学べた?』が実践できます。

★ 重要な仕事が終わった直後

さっきの仕事から何を学べた?』とセルフコチンーグ開始です。
次のような問いを自分に投げかけセルフコチンーグしてください。

問い① 新しく得られた知識は? ⇒ XXを習得した

問い② 上手くいったことは? ⇒ △△が上手くいった

問い③ 上手くいったときのコツは? ⇒ ☆☆のコツをマスターした

問い④ ミスや失敗から得れらた教訓は? ⇒ □□□を言うと前に進まない

問い⑤ 教訓をふまえ改善すべきことは? ⇒ □□□でなく○○○を言う


こんな感じでセルフコチンーグ『これから何を学べた?』を実践してください。何回もやり続けると、重要な仕事ではミスが無くなり生産性が向上し成果がでます。

ディビッド・コルブの提示した「経験学習モデル」でも、
具体的経験(仕事)後の省察的観察(振り返り)の重要性を説いています。

ディヴィット・コルブは、アメリカを代表する哲学者であり、教育思想家であるジョン・デューイにより従来から提唱されていた学習理論を実務家にも使える経験学習モデルとして単純化し、その理論の普及に努めました。

コルブの経験学習モデルは、経験から人はどうやって学ぶのかを①具体的経験→②省察的観察→③抽象的概念化→④能動的実験という4つのプロセスをサイクル化し繰り返すことによって、学びを獲得していくというものです。

コルブの経験学習モデル

ぜひ7秒しかけ『ゴールデンタイムロック』と『これから何を学べた?』をセットで実践してください。


加えて、1日の終わりにも『これから何を学べた?』を実践しましょう。

重要な仕事が終わった直後の5分でできなかった振り返り、重要な仕事以外の振り返り、後輩や先輩・上司とのやり取りやコミュニケーション上での振り返りもできます。

気にいってもらえたら『これから何を学べた?』のセルフコチンーグ
ぜひ活用してください。

2  アンカー(『これから何を学べた?』を思い出させるきっかけ)

これから何を学べた?』は今すぐ準備をすれば実践できるでしょう。

3 今すぐ準備しましょう

これから何を学べた?』を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

① 7秒しかけゴールデンタイムロックの実践

② 振り返り用のノート/メモ帳/手帳等の準備

③ 週4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。

・ 『これから何を学べた?』と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんに『これから何を学べた?』と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

④ ③のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつ実践しますか?

これから何を学べた?』いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今日
・ 明日
・ 明後日
・ 来週の月曜日

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。

これから何を学べた?』実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。  

これから何を学べた?』の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの優先順位の判断力が更に向上し、納期遅れがゼロになることを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

これから何を学べた?』の7秒しかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また明日!

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