見出し画像

【火曜日のしかけ#43】みんがば

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

突然ですが、皆さん成長したいですか?
『白潟さん、もちろんです

7秒しかけを活用してもらいありがとうございます!

そうですよね、成長したいですよね。

成長するために次のような計画をつくったりしますよね。
・毎日本を読む
・上司に1日1回は質問する
・1日の終わりに振り返る
・仕事を自らとりにいく

自分で作成した計画は達成できていますか?
『はい、私は常に達成しています』

さすがですね!ハイパフォーマー!
ぜひ継続してください。

ここまで読んでもらいありがとうございます。

残念ながら、自分で計画したことがなかなか実行できない方に
オススメの7秒しかけが「みんがば」です。

『白潟さん、へんてこりんな名前ですね!』
はい、すみません。

ベタ過ぎますが「みんなでがんばる」を略して「みんがば」です。
それでは、詳しく紹介していきます。

0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「みんがば」とは

自分が計画したことが実行できず悩んでいる方におススメしたい考え方が「他人の力を借りるナッジです。

ナッジとは英語で「ひじで軽くつつく、そっと後押しする」という意味の言葉です。

• ひじ等でそっと押して注意を引いたり前に進めたりすること
• 特定の決断や行動をするようにそっと説得・奨励すること

英英辞典(ロングマン英英辞典)のナッジの定義

強制することなく小さなきっかけで人々の行動や意思決定に影響をあたえる手法のことです。

ナッジとは選択を禁じることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な形で変える選択アーキテクチャーのあらゆる要素

チャード・セイラー教授とハーバード大学のキャス・サンスティーン教授の定義(2008)

自分ひとりではなかなか実行できないことも、
他人の力を借りて、みんなで頑張れば実行できたりします
会社であれば同僚や後輩と一緒に計画をたて頑張ります。

ここで、イギリスの政府機関が考案したEASTというフレームワークを紹介します。

EASTとは、ナッジ理論を活用する際に指針となるフレームワークです。「Easy・Attractive・Social・Timely」の頭文字から名付けられました。

Easy    簡単にする
Attractive 魅力的にする
Social   社会的にする
Timely   タイムリーにする

7秒しかけ「みんがば」はEASTのSocial(社会的にする)を参考に開発しました。

人は周囲(社会)の人々が取っている行動を見て、無意識に模倣して行動する傾向があります。
なので、まわりがやっていれば自分もやらなくてはと感じ実行しやすくなります。
ぜひ、同僚や後輩に声を掛け「みんがば(みんなでがんばる)」を実践していきましょう。

例えば、「みんなで本から学ぼう」と決め課題図書を選び週1回から2回30分の時間をとり、本の疑問を話し合ったり本から学んだことを共有します。

いわゆる、「みんがば:本から学ぶ」です。

毎週1回から2回「みんがば:本から学ぶ」をやるので、本を読まずにはいられませんし疑問点や参考になった点も見つけなければなりません。

さらに、みんなが読んだ感想や学びを共有でき知識が深まります。

他にも、
・成功/失敗事例から学ぶ
・7時に出社
・ランチ研究会
など、気軽にできることから同僚や後輩と「みんがば(みんなでがんばる)」を実践してください。


なお、社内の人ではなく社外の人と同じ目標を持ち、性別や年齢が近い
5人で「みんがば」ができる「みんチャレ」というアプリもあるようなので、そちらで「みんがば」を実践してもいいかもです。

気にいってもらえたら、ぜひ「みんがば」実践しましょう!

2 アンカー(「みんがば」を思い出させるきっかけ)

みんがば」は事前に準備をし実践しましょう。

3 今すぐ準備しましょう

準備しなくても実践できる上司は、今すぐ実践しましょう。

そうでない上司は「みんがば」を実践するには
次の準備が必要です。今すぐ準備しましょう!

① みんなで頑張るテーマを決める
次のようなみんなで頑張るテーマを決めます。
・毎日本を読む
・上司に1日1回は質問する
・1日の終わりに振り返る

② ①のテーマを実践したい仲間を集める
①を一緒に実践したい先輩、同僚、後輩に声を掛け集めます。

③ 4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。週4回も実践する機会はないと思いますが、まずは4回実践しましょう。

・ 「XXさんに「みんがば」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)
・ 1枚のふせんに「みんがば」と4回のチェック欄を書く(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

④ ③のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつから実践しますか?

みんがば」いつから実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!
・ 今日から
・ 明日から
・ 来週の月曜日から

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
みんがば」実践と記入した付箋を手帳やパソコンに
貼ってもいいです。 

7秒しかけ「みんがば」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんが上司へ適切なお願いができることを心から願っております。
実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
みんがばの7秒しかけを気に入ってもらえたら、
日刊7秒しかけマガジン」のフォロー頂けると嬉しいです!

それでは、また明日!



いいなと思ったら応援しよう!