【金曜日のしかけ#37】離れていても社長と幹部が一枚岩
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけや社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。
ただ、気になるかと思いますので、しかけの実践者の名前だけは先に公開したいと思います。
第37弾の「すごいしかけ」は金山社長の「離れていても社長と幹部が一枚岩」です。
経営チームが一枚岩であることは、利益率や従業員数などの主な経営指標と比較しても重要な経営要素です。
社長と経営幹部が一枚岩のチームであるためには、基本的に濃密で大量のコミュニケーションが必要です。
しかし今日ご紹介するのは、社長は福井県、経営幹部は福岡と愛知にお住まいと物理的にかなり距離のある経営チームです。
そんな環境下でも一枚岩の経営チームを維持している金山社長のコミュニケーションの工夫を、ぜひ参考にしてみてください。
1 「離れていても社長と幹部が一枚岩」の内容
金山社長と経営幹部は主に4つの定期接点を持っています。
・朝会(オンライン)
社長と経営幹部で毎朝15分、「昨日は何をしたのか」「今日は何をするのか」をざっくばらんに話します。
・外部の勉強会(オンライン)
社長と経営幹部で一緒に外部の勉強会に参加します。
月3回2時間、土曜の朝に勉強会に参加してそのあと振り返り会を30分です。
経営戦略をテーマにした勉強会なので、振り返りでは「うちの社内に落とし込むとどうだろう?」といったディスカッションになります。
・全社合宿(リアル)
4半期に一度、全社員で合宿をしています。
合宿の詳細な内容は本記事のテーマから少し脱線してしまいますので割愛しますが、こちらの記事の中で紹介しています。ぜひご覧ください。
・一緒にご飯を食べる(リアル)
各地方、社長が出張のついでに幹部の近くに行くときは一緒にご飯を食べます。
頻度はまちまちですが、大体それぞれの経営幹部と2~3か月に一度は一緒にご飯を食べています。
2 このしかけのすごいところ
・オンライン/オフラインを上手に使いこなしている
オンラインのコミュニケーションとオフラインのコミュニケーションを上手に使い分けているのが金山社長です。
オンラインでは頻度を高く、時間を短く。オフラインでは頻度が少ない分、寝食を共にするなどより濃いコミュニケーションになっています。
・接点ごとにメリハリがある
コミュニケーション量はただ多ければいいというわけではありません。
定期MTGをいたずらに増やした結果マンネリ化してただ時間を浪費してしまうなんてこともよく起こります。
金山社長はそれぞれの接点で「テーマ」と「環境」を上手に分けています。
例えば、勉強会は社内ではなく外部の勉強会に一緒に参加するので緊張感や新鮮さもあります。また目的がコミュニケーションそのものではないため、”気づいたら”接触量が増えていたという状態になります。
3 自社に導入する際の工夫・注意点
・人間関係と信頼関係が大前提
コミュニケーションの量を増やすことでチームが強固になっていくのは、元々の人間関係が良好であり信頼関係があることが大前提です。
そもそも嫌いな人と、土曜の朝から2時間も勉強会に出たくないですよね。そんな状態では接点を増やせば増やすほど関係性がこじれてしまいます。
さらに言えば信頼関係を築けていない内は遠隔ではなくやはり近距離で関係を構築するのが重要でしょう。
4 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「離れていても社長と幹部が一枚岩」を実践されている会社は、本社が大阪府東大阪市にある「継続企業」を経営理念に掲げている株式会社サン・クリーンサービスです!
雲中白鶴な金山社長が経営されておられる会社です。
現在、3つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また来週!
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