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【火曜日のしかけ#40】明日のMy予言書

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

My予言書ってイメージわきますか?
『予言書?、白潟さん、あまりイメージわかないですね』

そうですよね『明日、上司に激怒される』のような大げさな予言ではなく、明日の出来事が見通せるくらいの予言をイメージしてもらえますか?

『そういうことですね、明日の出来事とは仕事ですかね?そうすると明日やる全ての仕事を洗い出すことでは?』

ピンポン!正解です。

ちなみに、段取り上手な人は、毎日次のことを実践しています。

前日に、明日〇〇〇〇仕事を選び、正しい〇〇を設定する

〇は文字数ですが、何だと思いますか?

初めの○○○○は『やるべき』ですよね!
正解です。

後半の〇〇は?
『納期ですか?』
おしいです。納期も設定しますが、他に設定するものは?

『あ!わかりました。 順番ですね』
ピンポン!ピンポンで正解です。

段取り上手な人は、毎日

前日に、明日やるべき仕事を選び、正しい順番を設定する

を実践しています。

『白潟さん、私これやっています!』

へー!すごいですね! 段取り上手です。生産性は高いでしょうね!
ぜひ継続してください。ここまで読んでもらいありがとうございます。

残念ながら、実践できていない方ぜひ読み進めてください。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「明日のMy予言書」とは

突然ですが、皆さん仕事の事前準備の大切さを表す格言として「段取り八分」という言葉をきいたことありますか?

段取り八分、仕事二分」という言葉があります。 事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したということです

仕事に取りかかる前に、具体的に仕事を進める手順をきっちりと決めておけば、それ だけ仕事の質とスピードは上がります。

ハイパフォーマーは毎日、前日までに翌日の段取りを完了しています。

前日に段取りをせず、朝出社してから今日は何の仕事をしようかな?と考える方は、ハイパフォーマーに朝1の段階で8対0で負けています。

『白潟さん、8対0はやばいですね、挽回できません』
そうなんですよ、毎日挽回できず1ヵ月でみたら完敗です。

そうならいためにも、
前日に、明日やるべき仕事を選び、正しい順番を設定する

7秒しかけ「明日のMy予言書」が重要なんです。

皆さん、この段階で7秒で実践の意思決定をしてください。
今日から「明日のMy予言書」を作成するぞ!

それでは、ここから「明日のMy予言書」の作り方を紹介します。

1 まずは、明日やるべき仕事の洗い出し
「todoリスト」のイメージで明日やるべき仕事を列挙し、そこから本当に明日やるべき仕事だけを選んでください。

例えば、来週から着手しても納期に間に合うような仕事を自分が早くやりたいという理由だけで、明日の仕事にしてはいけません。

2 つぎに、洗い出した仕事に順番をつける
上記1で洗い出した仕事に順番をつけます。仕事が15個なら1番から15番まで順番をつけます。

ここが、「todoリスト」との相違点です。「todoリスト」には順番を設定する項目がほとんどありません。

順番を設定すると、翌日はロボットのように何も考えずにひたすら1番から集中して仕事に着手できます。なので、圧倒的な生産性になります。

順番を決める時ですが、時間帯と能率を意識し決めるとより良い順番になります。次の画像を見てください。

時間帯と能率に関するグラフです。6時頃から10時までが生産性が最も高まっていきます

10時から生産性が低くなり14時で最も低くなり、また上昇していきます。そして、20時で生産性のピークを迎えます

なので、12時までは生産性が極めて高いので次のような考える仕事やクリエイティブな仕事を早めの順番にしましょう。

・企画の立案・企画書の作成
・アイデア出し
・提案の検討・提案書の作成
・記事コンテンツの企画・作成

12時から14時は、生産性が低いので次のような仕事をするように順番を決めましょう。
・立て替え交通費の伝票処理
・立て替え経費の伝票処理
・請求業務
・支払い業務

14時から、生産性が上がっていくのでまだ順番を設定していない仕事の順番をつけましょう。

3 そして、仕事に必要な準備をする
順番を決めながら、必要な物の準備をしましょう。例えば、必要な資料やデータ、ツール、会議室の予約などです。

関係者(上司・お客様等)への依頼と時間の確保もしておきましょう。上司もお客様も忙しいので、自分に合わせて時間はあけてくれません。

なので、前日に明日の16時から30分提案書のチェックミーティングをしたいのでお時間くださいと依頼をしておきましょう。

もちろん、前日では間に合わない場合はもう少し前に時間確保は必要です。

4 最後に、完成した「明日のMy予言書」を上司にチェックしてもらいましょう

明日のMy予言書」が完成したら、上司にチェックしてもらいましょう。

そうすると『この仕事、明日やる必要ある?』『この順番のつけかた正しい?』等のフィードバックがもらえます。

上司のフィードバックを踏まえ「明日のMy予言書」を修正すれば完成です。

以上です。

日頃から活用している「todoリスト」があれば、順番を設定する項目を追加し「明日のMy予言書」にしてください。

エクセルのシートが必要な方は、こちらをダウンロードしてください。

いかがでしたでしょうか?

気にいってもらえたら、ぜひ「明日のMy予言書」実践しましょう!

2  アンカー(「明日のMy予言書」を思い出させるきっかけ)

明日のMy予言書」今すぐ準備をすれば実践できるでしょう。

3 今すぐ準備しましょう

明日のMy予言書」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

① まずは、「todoリスト」やエクセルシートを準備します

② つぎに、帰社前や1日の仕事完了後の時間を10分くらいおさえましょう

③ そして、週4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。

・ 「明日のMy予言書」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんに「明日のMy予言書」と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

④ ③のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつ実践しますか?

明日のMy予言書」いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今日
・ 明日
・ 明後日
・ 来週の月曜日

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
明日のMy予言書」実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。  

明日のMy予言書」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの仕事の生産性や質が向上することを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

明日のMy予言書」の7秒しかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また明日!

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