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未来のスタンダードを創るためにBloombergから貿易スタートアップのShippioへ飛び込んだ理由

こんにちは。Shippioの今田です。
2024年5月に入社して早8ヶ月が経過しました。
1年の終わりのこのタイミングでShippioに入社した経緯や今の思いを言語化したいと思います。

年末年始に自身の今後のキャリアについて考える方もいらっしゃると思うので、この記事がそんな方のキャリアに対する新しい気づきのきっかけになれば幸いです。
特に、現職で実績を積み上げていきながらも、最近チャレンジしてないなとか、コンフォートゾーンにいるな、と思っているような方にぜひ読んでもらいたいです。

<プロフィール>
高校卒業後、アメリカ カリフォルニアに6年留学。 サンディエゴ州立大学経営学部卒業。新卒でBloombergに入社し10年在籍。金融業界ならではの複雑なシステム構成やデータ管理と向き合うエンタープライズソリューション営業を経て、証券会社・事業会社ビジネス 日本営業統括責任者として従事。
2024年5月Shippioへ入社。年商100億円〜1,000億円のお客様を中心にマインドチェンジを促す営業を心がけ、物流業界変革に絶賛邁進中。現在はSales Directorを務める。

Bloombergでの経験によって芽生えた新しい挑戦への意欲

私のファーストキャリアはBloombergでスタートしました。
Bloombergは米国ニューヨークに本社を構える、経済、金融情報の配信、通信社、放送事業を手がける総合情報サービス企業です。
元々は商社やコンサルを中心に就職活動をしていたのですが、たまたま留学中に参加したボスキャリ(※)でのご縁が元で入社しました。
※毎年10月~11月頃にアメリカ合衆国ボストンで開催される就職活動イベント

Bloombergでは金融機関や事業会社のファイナンス部門の方に向けたセールスを担当していたのですが、ビジネスパーソンとして、セールスとして、そしてマネージャーとしてのベースとなるスキルやマインドを徹底的に叩き込まれました。
扱う情報の専門性は非常に高く、そして幅が広い。また、お客様も皆プロフェッショナルで非常にロジカル。
こちらが少しでも求められるレベルに達していなければ、価値を感じていただくことは出来ません。

そのため、自分自身も提案や会話のためのロジックは徹底的に考えた上で臨んでいましたし、業務に必要な知識や情報も常にアップデートするというように過ごしていました。

Bloomberg時代に参加したbootcampの様子@香港(2023年)

とても大変ではありましたが、この仕事に向いていたのか、社内でも最速のスピードで役割が広がり、それに伴って報酬も恵まれている水準に達していました。
そんな環境の中、当時僕のマネジメントしているチームにはBloombergの東京オフィスが開設されたタイミングで入社した、一人目社員の大先輩が所属していました。今でこそ当たり前に使われるようになったBloombergも当時は無名の存在。今のこの状態を作り上げたまさに立役者のような存在です。

ある時その方から、オフィス開設当初から現在に至るまでのエピソードを聞く機会がありました。
どんな苦労があってどう乗り越えてきたのか、どのようにBloombergという存在を知る人が少しずつ増え評価してくれるようになったのか、そしてBloombergによって起こった金融業界の変化。

そのお話にとてもワクワクしたのと同時に、「自分もそういうチャレンジがしたい」という気持ちも芽生えていました。

その後社内の組織編成などもあって自身の役割変更も経る中で、「自分が世の中を変えることに貢献するようなチャレンジをしたい」という思いと向き合った結果、社外でその可能性を探してみるという結論に至りました。

エージェントの方に伝えていた転職軸は
・社会課題を解決しようとしている企業・事業であること
・まだまだ立ち上げ期でやらないといけないことがたくさんあること

ということでした。

その軸で紹介された数社の中の一つがShippioでした。貿易や国際物流とは無縁のキャリアを歩んできたため、全くの未知数でしたが、貿易という昔からある産業で、そして島国である日本にとってインフラでもある領域で、まぁ一定システム化されてるだろう、というのが僕の元々の感覚でした。

ただ、エージェントの方からの話を聞く限り、アナログな業務が多く、今でもコミュニケーションはメールやFAXが中心で複雑なマニュアルワークで成り立っているということでした。正直、「え??笑」という感じでした。

他に紹介してもらったスタートアップの話はイメージの範囲内でした。「まぁ、確かにそういう課題はあるし、解決した方がいいですよね。」と。でも、Shippioの取り組む貿易というドメインについては、僕の想像と現実のギャップがありすぎて衝撃を受けたと同時に、これは一度話を聞いてみたい、ということで選考に進むことになりました。

選考では、複数の社員と会って話をしたのですが、一言で言うと「仲間を見つけた」と言う感覚でした。
エージェントから聞いた時に僕が感じた驚きを同じように感じていて、そして変えようと奮闘している。自分のこの感覚はおかしくなかったんだと安心しました。
そして印象的だったのは、綺麗なビジョンの話だけではなくて、その実現の難易度の高さも含めてオープンに語っていたこと。選考を受けたスタートアップで、最も熱量高く皆が語っていました。

転職軸の二つと照らし合わせても十分納得できたので、Shippioへの入社を決めました。

未来の当たり前を創るチャレンジ

入社後はセールスとして、顧客や業界と向き合って、課題や当社サービスによって解決できることなどをキャッチアップしていきました。
選考を通じてかなり理解が高まっていたこともあって、自身の想定と入社後のギャップはなかったです。

前職との比較で言えば、かなり大きなギャップを感じています。
Bloombergに在籍していた時から、「サラリーマン金太郎」のような営業に憧れていました。人間味に溢れていて、提供する価値にとことん向き合って、相手と夢を語り合って、それで仲間を作って実現していくというイメージです。

Bloombergでは冒頭に書いた通り、ロジカルでビジネス観点での利点を徹底的に研ぎ澄ませていく、と言う営業をしていたので「金太郎的」営業スタイルとは全く違います。

でも今のShippioでは、金太郎的営業が出来てる感があって凄くやりがいに感じています。

僕たちの実現したい「貿易業務DX」やその先にある「産業そのものを変革して、未来のあたり前を作っていく」と言うことに対して、今のShippioはまだまだ発展途上です。

でも、その実現したい未来をお客さんに語って、そして共感してもらって、一緒にその世界を作っていっている。

「サービスとしてはまだまだだけどその未来いいね」とか、僕自身を信用してくれて「一緒にその未来作っていこうよ」と言って仕事が始まる。この地道な取り組みがいずれ、貿易や国際物流の変革につながっていく。

Bloombergが日本で当たり前になっていったように、Shippioが貿易プラットフォームとして当たり前に使われていく世界を作っている。

簡単に実現できるものではないことはわかっていますが、難しいからこそ面白い。そう感じながら日々仕事を進められるのは本当にやりがいになっています。

隔週の社内交流会「Shippio Bar」の様子

入社して半年が経ち、現在はSales Director として営業部門を統括しています。
中長期的観点で理想をどう実現していくかに向き合いつつ、短期的に数字を作っていくことに日々向き合っています。

営業戦略と戦術を描き、それを計測する最適なKPIとモニタリングする仕組みを整えたり、また、一つ一つの商談を管理するためのフェーズの定義や内容の把握とフィードバックと、マネジメント業務を推進しつつ、自身も引き続き1プレイヤーとして1日複数のお客様と商談をしています。

Bloomberg在職時の僕は、自分の仕事には決して手を抜いていませんでしたし、自分なりに価値も見出していると思っていました。
でも、どこかでもっとチャレンジしたい、社会に大きなインパクトを残したいと思っていました。意外とそういう人っているんじゃないかと思います。
そんな感情はありつつ、組織のことや家族のことを考えると、自分の感情を優先して良いのか?という思いもあると思います。

僕から言えることは、少しでもそういう思いがあるのであれば思い切って新しい環境を本格的に探してみたらいいのではないでしょうか、ということです。色々な会社を見てみた結果、現在の環境に残るという覚悟が今以上に決まるかもしれないですし、僕のように新しくチャレンジしたい場所が見つかるかもしれません。

未来の当たり前を創るチャレンジを、今まさにShippioはOne Teamで推進しています。
このnoteを読んで、僕たちの挑戦そのものでも、僕個人でも、なんでもいいのですが、少しでも興味が沸いたという方がいれば、ぜひ一度お話ししましょう!

セールス部では一緒に働く仲間を大募集しています。
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