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05 大磯の海で宇宙を感じる
朝のビーチ散歩&裸足ランを続けていることは前回お話しましたが、だいたい同じ時刻に海へ通っていると、決まって顔をあわせる方々がいる。そうしているうちに軽く会釈をしたり、挨拶を交わしたり、時には会話をすることもある。
今朝は南東の空に雲がなく、水平線から昇る太陽が見られた。裸足ランを終えて靴に履き替えていると、いつもすれ違うおじさまが遠く空を見つめておられて…
花子「おはようございます」
おじさま「おはようございます」
お「今朝の日の出は綺麗ですねぇ」
花「ほんとに。ずいぶん南寄りから昇ってきてますかねぇ、もうすぐ冬至ですもんね」
お「そうですね。(太陽は)昇り始めると早いですね」
花「そうですね、日の出前はゆっくり明けていくように感じますけど昇ると早いですね」
お「うん、こう、地球は回っているんだなぁと感じますねえ」
いいなぁ。
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空と太陽と海。おじさんは目の前に見えているフレームから宇宙のスケールを実感している。「ここ」では宇宙と日常は同じ次元に置かれている、ごく当たり前に。そして通りすがりの人とも感じたことを自然体で共有できる。そういうムードが「ここ」にはあるように思う。
これって大磯という場とここに暮らす人々の魅力のひとつじゃないかな、と思ったのでした。
〈花子〉