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しめじ観察日記

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日常生活、参加したイベント、行った展示、読んだ本、見た映画などから考えたことを書きます。
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記事一覧

【感想メモ】高畑勲展 膨大な資料 全部繋がっていた

先日、所用があり、静岡に行った。その際に、気になっていた展示へ。静岡市美術館で開催されている「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」だ。 スタジオジブリ作品の『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』などの監督として知られる高畑勲。今回の展示は、東映動画(現在の東映アニメーション)時代から遺作となった『かぐや姫の物語』までの軌跡を追ったものだ。 個人的な感想を書いてみたいと思う。(基本的に敬称略。主観が存分に入ったものです。展示内容のネタバレがあります

絵を描く喜びを思い出した日@珈琲とデッサン

2月某日。友人に誘われ、島田のソライロビルで行われたドローイングイベント『珈琲とデッサン』(現在は休止)へ。参加者が交代でモデルになり、10分1セットで描く。 絵を描くのは久しぶりだったので、なかなかエンジンがかからない。 見たままにものを描くのって意外と大変。ついつい頭の中で補完して、適当に描いてしまう。普段いかにものを見ていないかがわかる。それと同時に、目の前のものとじっくり向き合うことで、ちょっとしたマインドフルネスにも繋がっているようで、日常の騒々しさからつかのま

一人で観る映画もいいけど…『麦秋』

袋井にある東山ガレージのイベントへ。 パブリック・ドメイン(著作権切れ)になった映画の鑑賞会。 今回は小津安二郎監督の『麦秋』(1951年)を鑑賞。『晩春』『東京物語』と合わせ、「紀子(のりこ)三部作」と呼ばれている。前回は『晩春』を観て、今回は2作目だ。 個人的に昨年から小津安二郎監督作品をぽつぽつと見ている。絵画のように精密に計算された画面・カット・台詞の中に込められたメッセージを読み解くのが面白い。 *** いつもおいしいお菓子を用意してくださる「音の駅」さん

「推しトーーク!!!!」 好きは伝わる

御殿場・みんなの一箱図書館さかいめさんで開催された「推しトーーク!!!!」に参加。 持ち時間6~8分で、映画でもミュージシャンでも本でもなんでも、好きなだけ「推し」のことを語っていいという贅沢なイベント。 「いいじゃん!」 絶賛ドハマり中の漫画『ゴールデンカムイ』を引っ提げて行ってまいりました。 参加者は10名ほど。高校生から大人まで幅広い年代。テーマも、映画の音声ガイド、サッカー選手、文房具、おもちゃなど、多彩で濃いテーマのものばかり… みなさんのアツい「推しトー

うさぎ画家の展示へ

先日、『はまかぜポートレイト』で記事を書かせていただいた日本画家・安松美由紀さんの展示に行ってきた。 全30点ほど。黒い壁に絵がかけられ、安松さんの醸す世界感の中にするりと引きこまれる。 安松さんが在廊しており、作品や展示の裏話など、お話をきくことができた。 展示の仕方も、画題に合わせて工夫してある。 ちなみに私は「みつけ」ました。 これから行かれる方、ぜひ「みつけて」ください。 記事はこちら。 https://note.com/ship_articles/n/