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筋膜リリース1日目にほぐれたものは、脊柱起立筋だけじゃない

「こんなになるまでよく頑張りましたね。体がボロボロですよ。我慢しすぎです。」

梅雨の晴れ間の気持ちの良い日、お花の名前の整体院にて、初日の施術から先生にたしなめられました。

筋膜リリースの施術を受けるまでの経緯はこちら。


多少の力仕事もあり、デスクワークもあり、外回りもありの数年前までの生活の疲労の蓄積は、先生さえも唸らせたよう。

「ここまで指が跳ね返されるほど硬い筋肉の人はなかなかいません。お話を聞いている以上に酷い状態です。」

とマスクの下で苦笑いしているのが伝わってくるのですが、今日から約15回で、この柔らかくしがいのある筋肉をほぐしていただくことになりました。

骨盤が前傾し、左にねじれて歪んでいるわたしの体は本当に柔らかくなるのかと若干半信半疑でいたものの、施術の最中から体に変化が。
特に凝りが酷いと自覚していた左腰回りの施術途中から、左半身の血流がよくなり、ポカポカしてくるのが自分でわかるほど。

セルフケアのつもりでしていたマッサージもジョギングもどうやら逆効果で、
「今は少しでも早く筋肉の緊張をほぐして、休ませてあげてください」
とのことでした。

「これだけの緊張状態じゃあ睡眠も浅いんじゃ」
いやいやその通りです。

「冬場の冷えも…」
そりゃもう酷かったです。

「こんなになるまでため込む性格でしょうから」
はい、すみません。

今までの生活を見透かされているようで、わたしこそ苦笑いなのですが、先生がオーバーに言っているわけではないことは伝わってきます。

友人の肩もみや背中マッサージを軽くしても、こんなにカチコチじゃないよなぁと少し危機感すら感じていたものの、「ここ、指が入りません」と言われるなんて思ってもみなかった…
無理をし過ぎていた自覚があったからこそ、自分の体にごめんなさいと思い続けた施術1日目でした。

どんな変化があったかは、ベッドから起き上がり、ゆっくり立ち上がった瞬間にわかりました。
腰回り、特に太ももから下がしなやかに動くのがわかり、呼吸も深く、何より声が出しやすい。
今まで感覚が浅かった背中周りにしっかりと、力が入るのがわかるほど、ほぐれたようです。

帰り道も自然と口角が上がり、少し風が強く吹くなか、体をすり抜ける風を皮膚の隅々で感じられるほど、五感が冴えていました。
心なしか声が軽く、普通に出しただけでよく響く感じもし、買い物の際に店員さんに言う「ありがとうございます」の声色がこんなに柔らかいなんてと驚きました。

一番ゆるんだのは、“心”なのでしょう。

こんなに緊張感のない文章でnote更新をするとは思ってもみなかったものの、今日だけはこの感動を、気配丸ごとありのままにお伝えしたかった。
こんなにもリラックスして感覚が解放されるなら、もっと早く受けていればよかった。

“疲れが取れない”、“声が出しにくい”、“呼吸が浅い”といった自覚のある方、是非筋膜リリースをおすすめします。

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