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「アルテ」にモデルがいたなんて

テレビアニメ「アルテ」

2020年4月からテレビアニメ「アルテ」が放送されるというTwitterの記事を見て、さらに主題歌を大好きな坂本真綾さんが担当すると知って、私は一人で盛り上がっていました。


原作漫画の「アルテ」はまだ2巻までしか読んでいなかったけれど、ルネサンス期のフィレンツェを舞台にしていて、衣装や風俗も当時の時代に即したものだったので、『女性画家なんてフィクションだろうけど面白いな〜』と思っていました。

けれど、Twitterにこの記事が流れてきて、衝撃を受けました。

私、この絵描いた人知ってる!!

カラヴァッジョでしょ!?

え??アルテミジア??

記事のタイトル

「17世紀イタリアに衝撃を与えた型破りな女流画家、暴力的な画風の背景
ーー画家アルテミジア・ジェンティレスキの波乱万丈な人生ーー」

※注意 下記、アルテミジアの人生のネタバレを含みます。

この記事によると実際にルネサンス期にアルテミジアという女性画家が存在していて、しかもカラヴァッジョの影響を色濃く受けているとのこと。以前はアルテミジアの描いたものがカラヴァッジョの作品と混同されていたと…

でしょうね。この陰影の付け方も旧約聖書の残酷なシーンをモチーフにするところもカラヴァッジョぽいですもの。

私がカラヴァッジョについて語り出すと話が長くなるので、下記の画家の岡部遼太郎先生のサイトを引用させて頂きます。

 

私は一人反省会をしました。勝手にアルテをフィクションだと思っていたことに。イタリアルネサンスも西洋絵画もフィレンツェも好きなのに、アルテミジアのことを知らなかったことに。

作者の大久保桂先生、申し訳ありません…原作を大人買いしに行ってきました。今急いで読んでます…

そもそも私がヨーロッパを好きになり、大学院まで行って西洋史を学び、塾講師として世界史を教えて、博物館学芸員の資格を取って東京国立博物館でレオナルド・ダ・ヴィンチ展のアルバイトをしたのも、就職先に旅行会社を選んでヨーロッパ旅行手配をしてたのだって、元々運命の一冊、塩野七生先生の『ルネサンスの女たち』を読んだからなのに。上記の本には載っていなくてもアルテはドンピシャな存在です。

自己満足も甚だしいですが、罪滅ぼしに漫画を買って、ブログを書いてみようと思いました。

『エア』イタリア旅行のススメ

新型コロナウィルスの被害が日に日に大きくなるイタリア…心配です。

イタリアは全土に魅力的な自然と文化遺産を多数所有する魅力的な国です。

ただ、元々観光立国で海外からの観光客の流入が激しい上に、工業化が進んでいるのはミラノなど北部の一部で、それ以外の地域のほとんどは観光以外だと農業や造酒業が主体で、全体で見るとあまり裕福な国ではないのです。国の財政が安定しない上に、新型コロナウィルスの影響で観光業が破綻、そして感染の拡大…

今年の卒業旅行やハネムーンでイタリアに行こうとしていたけれど、キャンセルした方もいるのではないでしょうか。

今は無理でも落ち着いたら、私も再度イタリアに旅行に行きたいですし、他の方々にも是非イタリアに訪れて頂きたいと思います。それまでは、「アルテ」で『エア』イタリア旅行を楽しもうと思います。

海外に30ヵ国以上行ってると知ると色々な人に聞かれる、

「どこが一番よかったですか?」

と言う質問には、いつもこう答えています。

「都市だったら、断然フィレンツェ。中央駅を出たらすぐ、世界遺産が次々出てくる。歩いてヴェッキオ橋を渡って、川の向こうの宮殿やお庭を見に行くのもいい。ご飯も美味しい。旅の途中で3時間しかいられなくても、わざわざ途中下車して寄りました。」


願わくば、一日も早く世界が落ち着き、また自由に世界を旅することが出来る様になりますように。そしてその時また、イタリアを訪れて感動する人が増えますように。

ヘッダーの写真:フィレンツェ、ポンテベッキオ(橋の両脇に宝飾店が建ち並ぶベッキオ橋)から見たアルノ川







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