要約『幼児教育の経済学』ジェームズ・J・ヘックマン(著)
はじめに
裕福な家の子どもは小さい頃からピアノを習って、塾に行く―。
早期教育や教育投資の考え方は昔からありました。ですが、早期教育が低年齢化し、教育内容のすそ野が広がったのは本書掲載の論文の登場以降です。
それは論文の内容が
1.大人になって豊かな人生を送る子どもは、計算や語学のような認知能力でもなく、家が裕福かどうかでもなく、我慢強さや共感性のような「非認知能力」が高いこと、
2.非認知能力の成長は0~5歳までの乳幼児期への教育効果が最も効果的、
という内容だった