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上海に引っ越してきました ー母子3人暮らしアゲイン in 上海はじまります

こんにちは。

突然ですが(いつも突然)、このたび約2年間暮らした中国・江蘇省を離れ、上海に引っ越しました。

年末に長江を渡り、摩天楼の街へとはるばるやってきました。

上海(レゴランド)の夜景

約2年の中国「どローカル」暮らしを経て、なんだかおのぼりさんみたいな心持ちです。
(まずあれほど食べたかったインドカレー屋さんがあることに感動しました……そこかよという感じなのですが)

中国に引っ越してきたころの投稿はこちら:

江蘇省に暮らした2年間、いろいろなことがありました。

表向きには拙著の出版と重なったり、メディアで連載を書かせていただいたり、自分自身のウェブメディアをはじめたり、ギターをはじめてYoutubeにアップしたりなど、いくつかのハイライトがありました。

一方、プライベートでは、ひたすら地味に泥臭く日々の暮らしや原稿と向き合っていました。

生活様式の違い、中国語との格闘、人々との付き合い方、挫折、撃沈、ひとり反省会……

七転び八起きどころか、毎日のようにすっ転んでは一瞬起き上がったかと思えばまたすっ転んでいるような毎日の繰り返しでした。

でも、そんな代わり映えのしない(?)毎日のなかで、実は自分がものすごく成長していることや、実はたくさんの方々に救われていることにも気づきました。

近所のおばちゃんたちとの何気ない会話や、目的もなく過ごす家族の時間、そして先月はできなかった小さなことができるようになった喜びなど。そんなささやかな充実の積み重ねが、人生全体を輝かせてくれることを再認識しました。
(充実といっても、ひとりでマーラータンを注文できるようになったとか、量り売りの野菜市場で買い物ができるようになったとか、将来絶対使えない中国語の方言をまた一つ覚えたとか、そんなことばかり)

最後、江蘇省でお世話になった方々に御礼参りをしながら実感したのですが、約2年間で本当にたくさんの方にお世話になりました。

息子の幼稚園の先生方に、保護者の皆さん、中国語の先生、病院の先生方に看護師さん、習い事の先生、マンションの方々、夫の会社の皆様、ご近所さんたち、街で知り合いになってくれた人たち、困っているときに助けてくれた人たちなど。。

このように、数多くの方々に助けていただいたわけですが、江蘇省での日々を思い返すとき、とりわけ心に浮かんでくるのは地元のおばちゃんたちとの思い出です。

自由で愛情深くておしゃべりで、困っている人がいたら決して放っておくことができない中国のおばちゃんたち。バスのなかでは息子たちを膝の上に乗せてくれて、公園ではみかんをくれて、大人子ども構わずマシンガントークで話しかけてきてくれて、どさくさに紛れて夫の給料を聞いてくる中国のおばちゃんたち。子どもの薄着にやたら厳しくて、子どもの脚が少しでもズボンからのぞいていたら注意され、冬場にダウンジャケットの帽子をかぶせていなかったら注意され、子どもたちの服装を納得がいくまで直してくれる中国のおばちゃんたち(※ダウンジャケットの帽子が飾りではないことを、中国に来てからはじめて知りました)。

彼女たちの存在に、物理的にも精神的にもどれだけ救われていたか、今はまだ言葉にすることができません。

これから時間をかけて、彼女たちとの思い出を咀嚼しながら、いつかあらためて記事にしたいと思っているところです。本当に、出会ってくれたすべての人々に感謝です。

これからは、上海でまた一から新たな生活を紡いでいきます。

今年もまた新たなチャレンジをいくつかはじめたいと思っています。多くは文章や創作に関わることですが、私生活ともゆっくり地道に向き合いつづけていきたいと思います。

ちなみに、実はここ上海で2年ぶりに母子生活が復活します。笑
(お父さんは平日は別の街で仕事をして、週末に戻ってきます)
ということで、まさかの母子3人暮らしアゲイン in 海外ということになりました。こんな生活とも相当ご縁があるようです。

過去に東京で母子生活をしていたころの様子:

もうこうなったら自分の使命だと思って、孤育ても100人子育てもすべて味わい尽くし、いいことも大変なこともひたすら書きつらねていく所存でございます。

ここ上海でたくさんの人と出会い、暮らしを外へひらき、新たな100人の家族をみつけ、少しでも賑やかに生活していけるように。ここからまた一歩を踏み出していきます。

遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(上海の皆さま、どうぞ仲良くしてください)

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