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瞑想で脳の質が変わることは証明されてきている件について
瞑想、メディテーションに興味がある、実践したいと思っている方にとって気になるのはその「効果」ではないでしょうか。また、効果についての疑問は以下のようなものがあります。
・効果が目に見えない。
・実践者の感じる効果が自己評価、自己申告である。
・プラセボ効果であり一時的なもの。
・一般的な評価基準やレベルがない。
もちろん多くの書籍や記事、講演などで良い効果は紹介されていますし、国内外の企業研修でとりいれられている実績も、ある種の証明でもあります。それでもまだ一般的に実践している人が少ない原因のひとつは「効果が目に見えない」という問題があるのではないでしょうか。
もちろん瞑想、メディテーションは本質的には積極的に効果を求めて実践するというトレーニングとは若干質が異なります。ただ、はじめて実践するにあたりモチベーションになるものがないというのは一歩踏み出しづらいものです。
しかし実は、メディテーションの効果は少しづつ証明されてきています。
実際に1970年代からアメリカなどではメディテーションについての研究が積極的に行われており、MRI等の医療機器の発展に伴いメディテーターの脳の組織が変様することを証明しています。
効果や変化が科学的に証明できるのであれば、メディテーションをやってみようと思っていても、二の足を踏んでいる方にとっては一歩踏み出す大きなきっかけになるのはないでしょうか。
実際にチベットの僧侶の脳をスキャンしてみたら
以下の記事では、チベット仏教の僧侶である Yongey Mingyur Rinpoche (ヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェ)氏 の脳をMRIでスキャンした結果について書いてあります。
27歳頃から14年間にわたって撮影された Yongey Mingyur Rinpoche 氏の脳のMRI画像によると、脳の灰白質の状態から判定できる老化の状態、いわゆる"脳の年齢"が、老化が遅れているということが言えると報告されています。
また、20代後半で成熟していく脳の部分の”成熟が早い”という結果も報告されています。
以前からメディテーションの効果として、染色体のテロメアの修復が行われるということや、扁桃体の炎症を鎮めるということは言われてきました。今回の調査結果でも、「瞑想の実践が生物学的加齢の遅延と関連している可能性がある」という証拠がまたひとつ増えたと言えます。
なにはともあれ実践してみよう
私たちの提案しているメディテーション方法は、記事にある僧侶と同じく、チベット仏教カギュ派の哲学と実践をベースにしたメディテーション方法です。
実際に脳の変様が起こるのにどのくらいの時間がかかるのかは、はっきりとわかりませんし、当然個人差があります。ただしある程度の期間、基本的な瞑想方法の実践を継続することで、自分の変化や効果を多くの方が感じられているようです。
練習を継続すること
具体的なメディテーションの方法については、True Nature Meditation の映像を見てみてください。メディテーションについての簡単なアナウンスが映像と文章とで紹介されていますので参考になると思います。
なにはともあれ練習を継続することがなければ、何も起こらないのは確かです。まずは実践してそれを継続してみましょう。