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〈鳥取vol.3〉おしるこ屋さんに俺はなる、湯気はごちそうな話

鳥取旅3日目の記録です。2日目の記事はこちらから。

おしるこ屋さんに俺はなる

今回の旅の目的はゲストハウスでのヘルパー以外にもうひとつ。実は鳥取にて「406のおやつ処」第2弾を開いてきました!(歓声と拍手を期待)

2024年の春、長野県は上諏訪にあるRebuilding Center Japan(通称リビセン)にて旗あげをしたおやつ処。第1弾はあんこシロップで甘みをつけた創作おやつの杏仁チェーをご用意しました(詳しくは以下URL参照)。

引き続き同じおやつという手もありましたが、なんせ寒い季節なわけで。その上、山陰地方なんてもう凍えるほど寒いだろうと予測。そこで、同じく小豆を使って温かいおしるこをつくることにしたのです。

営業は土曜日の14:00〜16:00・19:00〜21:00・日曜日の14:00〜17:00の3部制。ヘルパー業務と並行して仕込みと店番を行うという濃ゆめなスケジューリング。それでもやっぱり食に携われることがとってもうれしく、告知用の撮影から気合いをいれて挑みました。

君にいいことがあるように
今日は赤いクコの実のせたげる

3日目の午前中にヘルパー業務を終え、そこからすぐに出店準備へ移行。懐かしい面々に加え、告知を見て来てくださる方々もいらっしゃいました。

開店前に顔を出してくれた友人家族がお野菜をおすそ分けしてくれたので、せっかくならとふるまう。これから車で帰省するとのことだったので、すこしでも温まってもらえたのならうれしい。

HAKUSENへ行く

昼営業を終え、休憩時間を利用して近くのカフェHAKUSENへ。19歳の冬に初めてこの地へ降り立った時にもお邪魔したお店です。まるで東郷湖に浮かんでいるような気持ちで一息つくことができる、稀有な造りのお店。

素敵な佇まい

Instagramで更新される季節のケーキのお知らせを見るたびに、あぁそろそろ行きたいなと思い続けてました。定番のテリーヌショコラには岩塩とピンクペッパーが散りばめられていたり、創意工夫がほどこされた焼き菓子たちはどれも魅力的。

ラストオーダーぎりぎりに駆け込むと、店員さんから「もしかして406さん?」と声をかけられる。ええ、おむすびのお母さんだ!うれしくてびっくりな再会。温かいカフェオレとスコーンのセットを注文。

すぐそこに湖

小上がりになった空間にある座席に腰をおろし、束の間の休み時間。イートインだとスコーンをリベイクしてもらえてうれしい。外はザクッと中はふんわり。割ると、ふわっと湯気が広がり小麦の香りが。

湯気はごちそう

そのまま食べたり、ブルーベリージャムとクロテッドクリーム、メープルシロップのトッピングで愉しんでみたり。ああ、おいしい。

食事にもおやつにもなるちょうど良さ

夜のおしるこは妖艶である

ほかほかになって戻り、夜営業の支度。白玉はつくりたてがおいしいのでね。ゲストハウスの住人たちが三朝のお土産にヨーグルトを買ってきてくれました。水切りが3つ、いちごといちじくがそれぞれ1つ。みんなでじゃんけんをして選び合う。

水切りヨーグルトをいただきました

夜に来たいだろうなと思っていた仲良しカップルが予想通り来てくれて、やっぱりそうだよねとうれしくなる。ゲストハウス内は撮影禁止なのでみんな表に出て写真を撮ってくれるのだけど、あたりが暗いと湯気まで写って麗しい。おしること湯気が組み合わさるとミステリアスで妖艶。

彼女の方が無類の白玉好きということで、余った分をジップロックに入れておすそ分けした。お風呂に入って部屋へ戻ると幼なじみから着信が。3月に会えることになり、さらにほかほかになって床につく。

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