人間評価の方法
人物をどう評価するか?
イーロン・マスクの人物評価は?ビル・ゲイツは?ジェフ・べゾフは?すごいと思う人の共通点。きっと出世するに違いない。さて人と会って人物を評価する時、あなたはどんな基準で判断しますか?以下5つの判断基準についてまとめてみました。
1.理論を持っているか?
まずは何と言っても理論をもているか?理論とは戦略のこと。目的に対して普遍性の原理があるあかどうか。戦略とは「打撃の方向」どちらか一方。6ヶ月後にTOEIC750点とるといいながら、戦術英語の勉強をまだ始めていない。TOEIC750点取るという戦略に対し、戦術が伴っていないのは理論を持っているとは言えない。
2.判断を確定的事実によって判断しているか?
確定的事実を判断するにはまず、情報を3段階で整理する。(1)甲情報:自分の目で見て判断したもの(2)乙情報:信頼できる人物からの情報(3)丙情報:TVニュースなどの情報。確定的事実とは(1)甲情報をもとに判断する。
なお、(2)の乙情報は必ず自分の目で見て、情報を(1)甲情報に格上げして判断する。(3)丙情報は「立場の違い」を考えて情報収集する。多面的にとはニュース媒体はスポンサーの意向には逆らえない。トレンドを伝える番組は視聴率を獲得するために、特殊な事情を強調して伝えがちである。立場の違う媒体の情報をとり、共通点があればその情報は確度は高い。また、誇張した情報であっても自分の目で見て確認すればそれは(1)甲情報となる。
3.意気込みがあるかどうかの姿勢
ズバリ、「現状維持」か「現状打破」か?意気込みがあるのはもちろん「現状打破」。理路整然とやらない理由を考える。出来ない理由を考える。あなたは「現状維持」か「現状打破」の方ですか?
4.成果を見る
ここは3つの段階に別れます。
(1)自分が変わったか
材料を自分で集めてこられないとダメ。強力してくれる人がいないからうまく行かない。情報収集が出来ない人は人の話を聞けない。耳は2つ口は1つ。年を取るとどうしても話が長くなる。話を聞き、情報を収集する。
(2)相手を変える力を持つ
たとえば、営業。営業は相手が買わないという条件ががるから営業が成り立つ。買うのはただの納品。買わないを買うに変える力を持つこと。そのためにはデータを豊富にする。買わないという言葉の中に、買う要素を見つけていく。大きさが問題なのか、デザインなのか、ロットなのか、付き合いがあるからか?足を使って相手との接触回数を挙げないと、相手を変えることは出来ない。
(3)たくさんの知り合いを組織化して顧客集団にする。
バラバラになっているものを組織化して集団とする。これが出来ると天下を取れる人材といえる。
5.今後の政策(ビジョン)を持っているか?
こういう世の中にしたい。夢、ビジョンを持っている。だからこそ人々を強烈に引き付けることが出来る。
まとめ
以上が人物評価の5つの基準です。1番から4(1)までは自分のことなので、心がけ次第で変われると思います。まずは自分が変化しましょう。
天下を取った秀吉も、天下を取るまでは5つの要素を持っていたと思います。しかし権力者にありがちなのが、権力基盤を維持しようとするあまり、人の話を聞かず、「2.確定的事実に基づく判断」ができなくなり、やがて崩壊へと進んでいきます。
いかがでしたでしょうか。回りを見渡し、自分を見つめてみましょう。