【ひな祭り】リタイヤメントライフをエンジョイするおひなさまたちに出会った。 IN 愛媛 宇和町
リタイヤメントおひなさまズ
宇和の旧市街をまち歩きしていて
ふと見かけた宇和先哲記念館。
入場無料と書いてあったのでフラっと入ってみたらそこにいたのはこの人たち。
おひなさまやそのなかまたち。
量に圧倒されたあとでよく見たら、
みんなお顔が動物だったり、
みかんだったり、
お面をしていたり。
「お顔のいたんだお人形さんたちを作家さんが生まれ変わらせてくれたものなんですよ」とやさしそうなお姉さんがうれしそうに説明してくれるの聞いてたらなんか涙がちょちょぎれそうになった。
うちのおひなさまは未亡人
このたくさんの人形たちを見ながらわたしが思い出していたのはうちの実家のお雛様のことだ。
亡くなった祖母がわたしが幼いころ買ってくれたお雛様は、夫と官女をシロアリに襲われ失い、今はひとりで母の寝室に座っている。
母はお人形たちがシロアリにやられたのを発見したときはたいそう悲しかったそうだ。
そしてそのようなことになったことを祖母には最後まで言えなかったそうだ。
わたしはその残されたお雛様を見て、1人じゃもう意味がないものみたいな、さみしいものみたいに感じていた。
男雛だけ買い足せないものかとも思案していた。
でもこの博物館の自由で個性的な人形達を見て思った。
お雛様がシングルでもいいではないか、べつに。
お雛様を買ってくれたおばあちゃんだって、早くに夫を失ってシングルマザーだったけど悲壮感なんてまったくなかったのに。
あの子はシロアリという脅威にさらされても生き残ったサバイバーおひなさまなのに。
かわいそうとか思ってごめん。
人形も人間も人生バリエーションがだいじ!多様性!
って、思考が暴走してなんかウルウルしてた。
この宇和のリタイヤメントお雛様、夫もけっこうヤバイくらいモノに感情移入するタイプなので思考暴走中のわたしの横で彼は彼でなにかグッときていた。
常設展もアツい
ちなみにこの博物館は地域にゆかりのある偉人に関する展示をしていて、
わたしの推し偉人の1人、楠本イネに関する資料がたくさんあって面白かった。
小学校の時図書室で歴史のマンガ読んで好きになった。シーボルトの娘の楠本イネ。
その娘の楠本高子は「昔こんな美人がいた!」みたいなyoutubeで近年よく写真を見かける。
ね。かわいいよね。
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