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桜も人間も花が咲かないと見向きもされない。ただ、結局花は咲く

花が咲かないと見向きもされないのは
桜も人間も同じですね。


北京五輪をテレビを見ていると
いろいろと考えさせられます。



スーツの規定違反で高梨沙羅選手が
失格、記録なしとなりました。



天候や水分量など、時間によって、
体の大きさが変わるようなので、
本人のことを責められないと
個人的には思っています。
ルールはルールということ
なんでしょうね。



一緒に出場した選手が
『気にしなくていいよ』
と声をかける姿に胸が熱くなります。



1994年のワールドカップアメリカ大会の
決勝、イタリア対ブラジル。
『イタリアの至宝』とも呼ばれたスター選手
ロベルト・バッジョ選手が勝敗を分ける
場面でPKを外して、イタリアが
敗北するというシーンがありました。



腰に手を当ててうなだれる
バッジョ選手の姿を
今でも覚えています。



その後、あまりにも有名な
名言が生まれました。



『PKを外すことができるのは、
 PKを蹴る勇気を持った者だけだ』



様々な慰めや励ましと同時に、
多くのバッシングがありました。


バッジョ選手本人は
あの瞬間を何度も夢に見て
苦しんでいると後に語っています。



桜は花が咲かないと
見向きもされませんが、
本来、咲かない桜にも
『美しい部分』が
あるんですよね。



人は日常の中で
『咲かない桜』からも
感動とか勇気とかを
もらうことが多々あります。


家の窓越しから見える庭の桜、
ウォーキング中に目にする
桜たちも徐々に咲き始めました。
沖縄は桜が咲くのも早いんです。


花が満開になるのは
ほんの一瞬です。
ただ、咲かない桜も
見方を変えれば
それもまた、
いいもんです。


最大限努力した挑戦者の
失敗する姿は
時間をかけてゆっくりと
僕らの心の奥底に小さな花を
咲かせてくれます。



それは僕らが勇気を
必要とする時に
目の前に現れて、
一歩踏み出す勇気を
与えてくれたりします。



結局、
花は咲くんですよね。



ただ、その花は
見える人にしか
見えない特別な花です。



常にそんな花を見ることが
出来るマインドいたいものです。



高梨沙羅選手には
堂々と胸をはって、
帰国して欲しいものです。

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