つい怒ってしまう方の対処法
「子ども相手にいつも怒っている人」
先日、「新里さんは子どもに
怒る事もありますか?」と
聞かれました。
「ん?子どもに怒る?」
「叱るじゃなくて?」
子どもに対して、怒るという感覚が
いまいち分からない。
子どもは大人が当たり前に知っている事も
知らない事が多いし、
僕の言う事も素直に聞くとは限らない。
だって、子どもだから.....
だから、子どもが僕の言う事を聞かなくても
頭にくる事は基本ない。
また、子どもはところ構わず、騒いだり、
暴れたりします。
それでも頭にくる事はありません。
だって、子どもだから。
もちろん、注意しますし、
叱りもします。ただ、怒りは湧いてこないし
感情的になる事もありません。
イライラする事もありません。
逆に大人の言う事を何でも素直に
聞く「おりこうさん」を見ると将来、
心配になります。
子ども相手にいつも、怒っている人もいます。
【なぜ、子どもに怒ってしまうのか?】
おそらく、子どもに「怒る」人の考え方は以下の
どちらかではないかと思う。
「なぜ、自分の言う通りにしないんだ!
自分の言う事が正しいのに」
特に相手が子どもだとついつい、
長く生きていて、それなりの経験も
積んでいる事から
自分が言っている事が
正しいと思ってしまう事が
多々あるかと思います。
当然、それは相手の幸せを
願っているからこそ。
【「怒る」と「叱る」は
似てるようで全く違う意味】
「怒る」は自分の思い通りにいかない事に
対して感情的になって頭にきている状態。
別の言葉で言うと
「キレている」状態。
「叱る」は相手の事を思って
より良い方向へ導く事。
相手が受け取る印象は大きく変わります。
子どもは自分が出来ない、
「感情のコントロール」が出来る大人に
尊敬の念を抱くそうです。
自分の都合で「怒る人」を
子どもは大人とみなさない。
子ども目線でちょっと「小ばか」に
する感じかと思います。
僕自身、小学校の頃、いつも怒っている
先生の事をそう見ていました。
そういう先生、いませんでした?
大人の世界でも全く一緒。
何かあるとすぐに怒る人を見ると
どうしても「未熟さ」を
感じてしまいます。
相手が「子ども」でも
「大人でも」そもそも違う人間。
生まれ育った環境や年齢、興味、
資質などが違います。
性別が違えば、なお更、理解するのが
困難になります。
というか不可能。
ある経営者が言っていました。
年齢が20歳離れたら相手の事を
「宇宙人」だと思いなさい。
偉そうに言っている僕も
昔はすぐキレてました。
これではいけないと思いはじめた頃、
自分自身で考え出した方法が
「理解出来ない事を理解する」を
意識する事です。
「あなたが言っている事は本当に理解出来ません」と
感じる事を「理解」する事です。
そもそも、必ずしも
理解する必要はないとも思っています。
理解出来ないままでいい。
今の若者のファッションは僕にとって、
理解しがたい事もたくさんある。
でも、理解出来ない事を理解しているし、
一生、理解出来なくて良いとも思っている。
若者にファッションを変えて欲しいとも思わない。
考え方が違う事で相手を批判したり、
自分と同じ考え方に変えようとも思いません。
自分と違う考え方を知り得た事に
凄く得した気分にすらなります。
【世の中、思い通りにはいかない】
世の中、思い通りにいかない事の方が
圧倒的に多いはずです。
おそらく、これからもずっと。
その思い通りにいかないたびに
イライラしたり、
怒ったりすると身が持ちません。
そんな人と長く付き合おうとも、
ビジネスをしようとも思いません。
「理解出来ない事を理解する」
たったそれだけの事を意識するだけで、
世の中の景色がガラっと変わります。
怒る事が劇的に減ります。
そのうち、
「怒るってどうするんだっけ?」
って感じになります。
当然、人間なので100%、冷静に
怒らずに生きていく事は難しいとは思いますが、
「理解出来ない事」を理解出来るようになれば
あなたもあなたの周りも穏やかに過ごせるように
なりますし、あなたの評価は確実に上がると思います。
本来、相手の話は理解出来ないのが当たり前くらいに
思った方が良いかもしれません。
実際、そうですからね。
理解出来ない事を理解出来るようになると
あなたが人から「理解してもらえる」事に
つながると思います。
なにより、少しでもイライラする回数が
減った方が絶対、楽しい人生を
送る事が出来ますね。
早速、今日から実践してみては
いかがでしょうか?
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。