どんな仕事が残るかではなくどんな人が残るのか
『お仕事は何をされていますか?』
と質問された時に
『新里哲也です』と答える事があります。
あながち、冗談でもなければ、
大袈裟でもなく、
常に『新里哲也』という商品を
売っているという感覚でいます。
ジャンルや職業で呼ばれたり、
○○会社の人、○○組織の人
のような呼ばれ方をしたくないと
いつも思っているからです。
ジャンルや組織の評価に
のっかるのではなく、
個人としての価値を
高めていきたい。
これから、指名制は
キャバクラの世界だけでは
なくなってくると思います。
オックスフォード大学の
マイケル・A・オズボーン准教授が
発表した論文が
大きな話題となりました。
AIの発展によって、今後、
10年で『消える職業』
『なくなる仕事』を
具体的に示した内容です。
いろんなジャンルが
書かれていますが、
本当にそうでしょうか?
僕はスナックや
バーテンダーの
仕事は絶対に
なくならないと思っています。
『お酒をつくる』だけの
仕事ならAIに仕事を奪われる
可能性がありますが、
『雰囲気や空気感をつくる』
という視点で見れば
AIにはかなりハードルが高い。
というか絶対に無理。
そこに関しては
どれだけAIが進歩しても、
なかなか、人間には追いつけない。
その他、いろんな職業が
今後、なくなると言われています。
確かに作業として考えるなら
機械の方が圧倒的に有利です。
なくなってしまっても
おかしくないと思います。
ただ、そこに
『癒し』『コミュニケーション』
『元気や勇気をもらう』などが
加わってくると話が変わってくる。
それを心から求めている人が
安いという理由だけで
一気にAIに移行するとは
とても思えない。
僕は週末にAIと一緒に
飲みたいとは全然、思わない。
AIがどんなに発達しても
簡単に仕事を
奪うことはできない
領域ってやっぱりあると思います。
ただひとつ言えるのは、
どんな仕事であれ、
『作業』としての
価値しかなければ、
AIに簡単に仕事を奪われることは
否定できないということ。
というより、
確実に奪われると思います。
いずれにしても、
これから重要になってくるのは
コミュニケーション能力
なんじゃないですかね。
共感力や理解力。
ひとりひとりのニーズや感性は
似ているようで
まったく同じではありません。
その微妙な『差』を
感じとることができる感性。
それはたくさんの人との
コミュニケーションからしか
生まれないと思います。
いろんな人と出会い、
話し、笑い合うこと。
これから本格的に個人で
勝負していく時代に
突入していくのは間違いない。
いかに埋もれずに、
自分を主張し、
自分の存在感を増していくかが
鍵になっていきます。
『笑顔が素敵な人』は
おそらく、これから先も
ずっとひっぱりだこです。
カフェ、美容院、マッサージ店、
レストラン、癒しや
楽しい時間をもらえる店なら
何回でも行きたくなる。
機械的に仕事をしている人は
機械に仕事をどんどん
奪われていくと思います。
同じ機械なら向こうの方が
数万倍上手です。
文句は言わないし、
休みや給料アップも
交渉もしてこない。
勝てるわけがない。
パソコンの画面だけを見て、
患者の顔さえも
見ない医者なら、
AIにさっさと切り替えて
コストを下げた方が
病院にとっても
患者側にとっても
メリットは大きい。
でも、みんなが本当に
求めているのはそこじゃない。
勇気をもらえるような
何気ない一言はやっぱり、
血の通った人間に言って欲しい。
笑顔が素敵な人、
人を前向きにできる人、
人を喜ばすことができる人、
楽しく仕事をしている人、
そんな人の価値や
ニーズはむしろ、
今後、どんどん、上がって
いくんじゃないですかね。
これから本格的に個人で
勝負していく時代に
突入していきます。
いかに埋もれずに、
自分を主張し、
自分の存在感を出して
市場価値をあげていくのかが
すごく重要になってくると思います。
『お仕事は何をされていますか?』
と質問された時に
『新里哲也です』と
答えることがあるのは、
あながち、冗談でもなければ、
大袈裟でもなく
そういう感覚でいないと
生き残れないと
本気で思っているからなんです。
これからはどんな仕事が
残るのかではなく、
どんな人が残るのか
なんだと思います。
そうかんがると今、
準備しておくべきことは
明確だと思います。
僕はAIには
絶対に負けません。
というより、
アウトオブ眼中です。
もし、戦いを挑んできたら、
一瞬で返り討ちにして
あげます。