見出し画像

「人が成長するとは、どういうことか」読書対話会

 先週末土曜日は、以下の本を読んだ方々と対話を重ねる7時間(朝10時から夕方5時まで)を過ごし、とても濃密な時間になりました。
 このnoteでは、その対話会(Zoom)で交換されたチャット内容や、ぼく自身に芽生えた問いやイシューのメモを共有していきます。
 成人発達理論、インテグラル理論、コーチング、自己成長、人材育成、組織開発にご興味がある方々には、ひょっとすると”へー”とか”ふーん”等、何かが届いたり響いたりするかもしれませんが、これらの領域にご関心のない方には、きっと”わけわからん笑”という内容だと思いますので、どうぞご容赦ください。

人が成長するとは、どういうことか

〜人の「本質的な成長」を実現する〜
「成人発達理論」×「インテグラル理論」が示す能力開発・人材育成の新たな可能性
〜プロフェッショナルとしての新たな次元を切り開く〜
ケン・ウィルバー、ロバート・キーガン、カート・フィッシャー、スザンヌ・クック・グロイター、ザッカリー・スタイン……
「発達研究」の最前線を対人支援に活かす。
○このような方にお勧めです
□スキル開発に留まらない”Being"の成長を実現したい
□「成人発達理論」「インテグラル理論」を実務において活用したい
□身体・頭/心・精神性・影を視野に入れた統合的なアプローチを模索している
□対人支援のプロフェッショナルとして、さらなる成長を目指したい
https://pub.jmam.co.jp/book/b575577.html より引用

その経験は、ある意味では”読書対話会7時間耐久レース完走”のようで、それは”鈴鹿8耐”を想起させます笑。


対話を通して芽生えた問いやイシュー

昨日は、朝10時から夕方5時まで、読書会7時間耐久レースだった(笑)。 今日になって言葉として生まれた問いやイシューは、今のところこんな六つ。(あぁ、まだまだ柔らかく、偏り、鈍い) 〜Evidence Based からNarrative...

Posted by 立石 慎也 on Sunday, August 29, 2021

※ 対話を通して芽生えたご参加者の皆さんの氣づきや疑問や、共有された知識などが記載されたチャット内容が公開されていますので、必要に応じてFacebookの投稿をご覧ください。

 以下は、翌日にぼくの中に芽生えた問いやイシューです。過去に蒔いた幾つかの種が芽生えた印象があります。(整理・精査する前のメモをそのまま貼り付けています)


その1)〜Evidence Based からNarrative Basedの時代へ〜


「自己中心性の減少:発達」と「自己溶解:心理的病理」は、構造的にもその全体性に流れていストーリーもずいぶんと異なるけれど、都度表出される言動パターンも思考様式も酷似している可能性がある。生命の躍動感(ワクワク、イキイキ)と繋がっているかどうかという存在感の違いは感じられる。より複雑性が高まる時代においては、私たちの意識や心の新たな病理パターンも新たな発達パターンも起こりうる。
 認知を構成する要素として、知覚、情動、思考などのニューロンのパターン、身体(例えばバイタルデータ)、言動を含めて統合的に観察され、それが本人の理解しやすいコンテンツ(内容)とストラクチャー(構造)とでフィードバックされる時代は来るのだろうか?
#水平的ホラーキーな病理の光


その2)〜死と再生という生命の垂直的循環性を忘れた”シャドウ製造システム”〜


「アセスメントという制度は、個の内面にアセスメントを規定した思想に適応するペルソナを構成し、そのペルソナは、限定された道のりを経て再現性高くその思想へ招き入れ、同時にニーズや願い(ホープ)の周辺にシャドウを生む。」


その3)〜“開発される能力”が抑圧する”創発される資質。その構造が生成する光と影”〜


「合理性、倫理性、理性、複雑性、曖昧性という表層的なスキルが孕む、深層的なシャドウ」


その4)〜創発と自己組織化を招き入れる生命的システム場づくり〜


HRD(人材開発:個)とOD(組織開発:集合)との背景に共有される地平。

その5)〜なぜ私たちの意識はひらかれるのか〜


「それぞれのニーズや価値観やビリーフ、それぞれの構造の中に、ご縁とともにイシューが出現する。どこかの偉人が云うように、それらを構成している枠組みのなかではそれを本質的に解決できないから、そのイシューを抱えた当人はそのニーズや価値観やビリーフを生きていくためにも、枠組み自体を深化・進化せざるを得ない。とすると、これは大いなる何かの悪戯なのか、超越や遍在への誘いなのか?」


その6)〜より生命的・縁起的・生成的変容へ〜

「ニューロン、身体性、言語生成、意味生成、言動、カルチャー、環境などの領域をヒエラルキー・ホラーキーな生命的システムとして包摂し、現前を基軸とする、より縁起的・生成的変容メカニズム」

知らないことも、知りたいことも、知ろうとする度に加速的に増えていくんですよね(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?