書評:クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』

クリステンセンの名著から破壊的イノベーションを学ぶ

今回ご紹介するのは、クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』というビジネス書。

私はいわゆる会社勤めのサラリーマンなので、ビジネスに関する本も良く読む方だ。本ブログでは積極的に紹介することはないのだが、良書については紹介することもやぶさかではない(とはいえ紹介したくなる良書はベストセラーばかりであろうが・・)。

顧客のニーズを的確に捉え、それに基づく最適な判断を行う企業が、その能力故に敗北することがあるという「パラドックス」。それを齎すものは「破壊的イノベーション」。

イノベーションは何もハイテク産業における技術革新のみを表すものではない。破壊的な新しいサービスモデル、ビジネスモデルにもこのジレンマは同様に当てはまる。

言わば、ビジネスには「破壊的イノベーション」とどう折り合うかというテーマがつきものなのだ。

そのために必要なのは、イノベーションの「バリューチェーン」を見抜く目だ、と私は思った。

流石はベストセラー。ビジネスマンにとっては一読に値する。

余談だが、私は「パラドックス」が大好きである。なのでぐいぐい惹きつけられるように読み進めることができた。

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