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子育てにおける「パパの育児やってる感」の正体

これを読んでいただいている中にも育児に励んでいらっしゃるパパさんがいらっしゃると思います。

その中には自分はこんなにも育児やってる!と胸を張っている方もいらっしゃると思いますが、恐らく世の中のママさんたちの期待値はそこではないという耳に痛い話をします。

自分もそれなりに育児やっていると思っていました。

基本的に子供の保育園のお迎えには週5で行きますし、保護者会なんかがあった日にゃ参加しますし、毎日の宿題チェックなんかもやってますし、習い事の送迎なんかももちろんしますし・・・

食事全般は自分の担当だし、それ以外にあれもこれも・・・と、日々頑張っている感を醸し出していました。

でも、それでは駄目だということに改めて気づきましたというお話です。

結論から言うと、ある事柄についてオーナーシップをとって、自分ごととして取り組んでいるか否かが重要です。そうではなく、言われたことをただこなしているだけなのに、いわゆるやっている感じになってしまっているということが諸悪の根源です。

具体的に言うと、自分は小学校の毎日の持ち物準備・宿題のチェック・塾の予習復習なんかをマルっと担当していました。

ただし、それだけではまだ自分ごとになっていないんです。自分ごとになっている状態とは、全てを包括して全体責任を負っている状態を指します。

例えば、小学校のお道具箱の中身がきちんと揃っているか、筆箱の鉛筆は短くなっていないか、体操服は買い替えなくても大丈夫か、上履きは小さくなっていないか、などなど他に考慮すべき点は山のようにあります。

自分の場合、結局のところ一部分だけ切り出されたタスクをこなしていただけで、全体管理は妻がやっていました。当然ながらわかりやすいタスクを日々こなすことも大変ではありますが、それよりも全体管理の方が大変です。常に様々なことを気を配らないといけません。

さて世の中一般的に、私のように切り出されたタスクをこなしているだけで満足しているパパさんが多いのではないでしょうか(本当に耳が痛い・・・)

果たして自分ごととしてある領域丸ごと全体管理を行なっているパパさんはどれだけいるでしょうか。

もう、ひたすら反省です。昨日妻と会話して改めてそのことに気付かされました。

結局その状態になると、妻は夫がタスクをきちんとこなしているか確認する手間も発生します。夫が少しミスしてしまうと「やはり自分がきちんと確認しないとだめだ・・・」とさらに余計な負担をかけがちです。

本当に家事・育児を平等にしている状態とは、上記のようなオーナーシップをとって全体管理しているものの割合が50% vs 50%の状態なのだと思います。

会社ではマネージャーとしてメンバーに偉そうなことを言っているくせに、家ではただのタスク実行者になっている・・・もう自戒以外の何者でもありません。

このことがグサリと刺さったそこのパパさん、まだ遅くありません!

なんとなくパパさんたちが育児やっている感に浸って満足しているうちは、いつまでもこの日本の現状は変わらないと感じる今日この頃でした。。。


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