世界の国歌を聴いて
みなさんおはようございます。最近はスポーツの国際大会が多く開かれていることもあり、世界の国歌を耳にする機会が以前より増えた気がします。世界には様々な国歌があり、「君が代」は日本国の国歌として存在しています。
そんないろんな国歌ですが、聴いていていろいろ思ったことがあります。それは長調、短調があり、その国の歴史を反映して長調、短調が設定されているんだろうな、ということです。大半の国の国歌は長調の勇ましい曲調が特徴ですが、中には悲しい歴史を忘れないように短調の曲を国歌に指定している国もあります。
特に印象的だったのが、イスラエルの国歌であるHatikvah です。意味は希望です。英語名がThe Hopeといいます。theが付くのだから、イスラエル人たちが持つ希望という決まった形を取っているということなのでしょう。この曲は本当に切ない曲で、聴いていて涙が出てくるような曲です。よくモルダウに似ているなんて言われますが、どうやら元を辿れば東ヨーロッパの民謡だそうで、そのように似てくるのだろうと思われます。以前WBCで日本代表がイスラエル代表と東京ドームで対戦した際も試合前に流れており、こんな切ない国歌があるんだな、と思ったものです。
私自身は東京ドームで流れる前にも既に知っていたためそれほどインパクトはなかったですが、イスラエルの国歌を初めて聞いた人もいたかと思います。その人たちにとっては相当インパクトがあったのではないか、と思われます。
私は世界の国歌はいくつか聴いていますが、イスラエル国歌ほど印象的な曲はありませんでした。短調で始まるとはいえ、途中長調になり、最後短調に戻るところなど、個人的に好きな音楽の形態をしています。通常かどうかは別として、長調の曲の方が好まれることが多いかと思いますが、私は短調の曲の方が好きなことが多いです。長調だと勇ましい曲調になりやすいですが、短調だからこそ、悲痛で壮大な音楽を作ることもできるからです。壮大な音楽を聴きたかったらやはり短調の方がいいですね。
全然関係ないですが、動画サイトを見ていると長調と短調を入れ替えたものが投稿されていました。長調を短調に変換するより、短調を長調に変換した方が全体的に面白い気がします。私が印象的だったのが、「だんご三兄弟」を長調に変換したものでした。へえこうなるのか、と感心したものです。
さて、本日は世界の国歌を聴いて思ったことを綴りましたが、みなさんにとってこの国の国歌が印象的だったという感想があれば送ってください。アメリカ国歌とか特に有名で冒頭を聴いただけでアメリカだ、と思う人は多いでしょうが、勇ましいだけが国歌ではないということをここでは述べておきたいと思います。