SFについて思うこと
みなさんおはようございます。本日はSFについて思うこと、ということについて話したいと思います。個人的にはSFは大好きなジャンルです。特に現代の科学技術では不可能なことを扱うところを見ているといろいろ夢があります。科学者の中にも大のSF好きなのを公表している人がいます。一例を挙げると、ミチオ・カクという日系米国人3世の科学者がいますが、あの人は最先端の物理学を研究する傍ら、大のSF好きであることを公言しています。ヒストリーチャンネルとか見れば、頻繁に出てくるので、「またお前か」とタグをつけられるほどの有名人になっています。
そういう自分もSFは本当に面白いと思います。特に想像力が豊かになるように思えますし。こんなの無理だろうと思いながらも、実は実現してほしいと思うようなこともたくさんありました。一方で、これは実現したら恐ろしいと思うものも多くあります。例えば高度な監視システムです。独裁国家系の話ではおなじみですが、科学技術が発展するとそれだけ監視社会になる可能性も大きくなります。それで皆の安全が守られるような使われ方をすればいいのですが、国家が監視のために利用し、密告が推奨されるようになればディストピアの完成です。そのような社会になる可能性も否定できないため、無条件に科学技術の発展は喜べないです。
話を戻してSF映画で実現された、もしくは実現に向かっているものは何があるでしょうか?AIなんかは典型的でしょうが、SFに出てくるほど精度のいいAIはまだありません。しかしいずれはそれこそドラえもんだって作れるのでは?なんて思えるほど最近の技術は進歩しています。藤子不二雄先生の予想では22世紀でしたが、そんなに早くできるかいな?と昔は思ったものですが、2020年辺りから技術進歩が一気に進んでいるようにも思えるので、思ったより早くできるかもしれません。ただ、最近のAI解説動画を見ていると、2025年くらいに転機が訪れるなんて言われていますが、さすがにこれは早すぎると思いました。いくら加速度的に技術が進歩するからと言ってそこまで早く進歩するとも思えないからです。
そしてSF映画では言及されることが少ないですが、技術的には可能でも経済的に不可能なことも実際多いです。特に宇宙関係の話になると、費用が莫大なため、なかなかそこまで実現するには時間がかかりそうです。スターウォーズなど行おうものなら、地球の経済が吹き飛んでもおかしくないでしょう。おそらく今後もそうした科学技術の進歩に経済が追い付かないなんて事態もあるかと思います。そして科学技術ばかり発展させて、人文学などをおろそかにすれば、今度は自分たちの存在意義についても悩む時代が来るかもしれません。
いろいろ考えると話は尽きませんが、科学技術だけ発展させても文明は発展しないことは確かでしょう。SF自体はとても夢があって面白いですが、自分が学んだ分野の関係で、どうしても文系理系の関係で映画を見てしまうことがよくあります。やはり技術が発展するのは嬉しいことですが、同時に思想面でも進歩しなければ、やはり本当の意味で豊かにはなれない気がしてきました。
SF映画を見ながらこのようなことを考える日々を過ごしていますが、みなさん、そうしたフィクションの世界の出来事を見て思ったことが何かないでしょうか?あったらコメントしてください。
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