反出生主義という言葉を聞いて

みなさんおはようございます。Xなどを見ていると反出生主義なんて言葉をよく見かけます。どうやらこれからはどんどん子供を持たない社会にしようということらしいです。少子化の叫ばれる現代ですが、これ実は現在における最適解なのでは？と個人的には思いました。なぜそうなのか説明したいと思います。

子供を持たないことが良いことだ、という考えを聞いて従来の価値観で言えばとんでもない、といったことを思われるかもしれません。しかし現代は子供を持つことそのものが大きなリスクになっていると言わざるを得ません。いつ訴訟されるか分かりませんし、子供が犯罪者や無気力な人に育つ可能性だって否定できません。仕事だってかなり高度化しており、そもそも仕事に就けるハードルがものすごく高くなっており、仕事に就けなければその子供は不幸に一直線です。

実際子供を持つことで金銭的な負担が増えるといった問題がよく言われていますが、大体2,000万円とかです。しかし普通に生活したって1,500万円とかかかりますから、大学で必要なお金は500万円ほどです。高いと言われれば高いですが、大学に行かなくても結構かかることに変わりはありません。よくお金がないから大学に行かせられないなんて言葉を聞きますが、大学に行かせなくても結構かかるため、実はあまり気にしなくていいかもしれません。しかもこれは従来の物価水準のため、今後はもっとかかることでしょう。いずれにしても子供を持つことはお金の面で見ても非合理的と判断されれば子供を持たないという選択が最適となります。

だけど私が思う最大の理由は子供を持つことの最大のデメリットは時間がなくなることです。今かつてないほど時間の大切さが叫ばれています。例えば無料のコンテンツなどが爆発的に増えて、それを見るために時間を使います。推し活だってあります。そうなったとき子供に時間を割こうと思うでしょうか？その前に結婚しようと思うでしょうか？正直思わないと思います。そのため、私は子供が欲しくないと思う人が増えるのは当然だと思います。

実際私は子供が一人いますが、二人目が欲しいかと言われたら、いらないと思っています。やはりその理由は時間的な余裕がないからです。仕事で残業とかもあるし、一日にある自分の時間は4時間ほどしかありません。今は両親と同居しており、両親が主に子供の面倒を見てくれているからなんとか仕事できていますが、それがなくなったら面倒見ることができるでしょうか？できないと思います。

いずれにしても時間の都合というのが一番大きいかと思います。お金がないから結婚しないという人が多いですが、実際のところ結婚した方が金銭的な余裕は作りやすくなります。収入が2倍になっても支出が2倍になることはないからです。家賃とか食費も折半できますし。2馬力で働いた方が得なのに、そこはあまり理解されていません。やはり時間がなくなるというのが大きいかと思います。自分は少子化を悪いことだとは思っていない、むしろ自然な流れだと思っているので、無理に逆らう必要はありませんが、もしこの流れを変えたいと思う人がいるなら、まずすべきことは有料無料を問わず、いろんなコンテンツを減らすことです。とはいえこんなことはもはやできないでしょう。スマホなんかは普及しきっていますし、YouTubeやSNSなど情報が山のようにあります。そうしたものを消化するのに莫大な時間が必要になります。

そう考えると反出生主義になるのは当然の帰結です。そういえば、日本を含め東アジアで少子化が加速していますが、何か共通点はあるのだろうか？これは今度調べてみたいと思います。いずれにしても、私が思うのは現代人が弱くなったから少子化が進んだのではなく、賢くなって、子供を持つことの合理性がなくなったから少子化が進んでいると思っています。ということはもし子供を増やしたいなら、子供を持つことに合理性が出てくればまた増えることになるでしょう。果たしてその合理性とは何なのか、今後も考えていきたいと思います。

それでは本日はこれにて。いつも読んでいただきありがとうございます。