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何度も挑戦できる環境を

みなさんおはようございます。本日は何度も挑戦できる環境を、といったタイトルでお話ししたいと思います。最近過去の偉人たちの話を読んでいるのですが、共通しているのは何回も挑戦し、そのたびに失敗し、最後に成功を勝ち取るといったパターンをよく目にします。それも当然で数打たなければ当たらないってことです。

よく例として挙げられるのはエジソンでしょう。エジソンといえば天才ということで世の中では認識されていますが、彼が成功できたのは多くの挑戦があったからにほかなりません。1回や2回で成功できていたらおそらく彼はここまで有名にならなかったかもしれません。失敗してもそれを失敗ではなく、挑戦した数だと思ってそこから新たなデータを取り、次にまた挑戦するといったサイクルを繰り返したそうです。これって現代人が最も苦手とすることではないでしょうか?

昨今のテレビなども見ているとこうした失敗とか挑戦というものを許さない風潮があるように思えてなりません。たった一度の失敗で社会的に抹殺するなんてことが多々あります。企業で言えば、挑戦して大損を出したとしたら各方面から叩かれ、最悪会社を倒産させられることだってあります。こんな状況で新たな挑戦をする人が現れるでしょうか?そして現れたとしても無責任にやめておいた方がいいなどと言うことでしょう。銀行なんかの融資を見ても、儲かっている企業にばかり貸して、本当にこれから事業を興したいとかいい技術を持っている町工場などに融資しないなんてことはよく聞きます。本来ならこういう人にこそ融資すべきなのでしょうが、銀行も失敗を恐れて結局安全な道を歩んでいます。

ここまで失敗が許されないような社会を作ってしまうと、誰も挑戦しなくなるでしょう。例えばAI開発や基礎研究などいつ成果が表れるかわからない物に対して予算を割り当てないなんてことをやっていれば、研究者だっていなくなります。

日本が衰退していると言われて久しいですが、このような衰退の根本原因を探っていくとこうした失敗を許さない風潮が大きく影響していると思います。そしてそんな中でも成功した人がいれば全力で叩くことでしょう。潰すだけでは飽き足らず、社会的に抹殺するなんてこともよく聞きます。こういう状況の中だとみんな行動しなくなるでしょう。本当に日本が衰退しているのは目先の利益ばかり考えて長期的に事を為そうといった感覚が極めて少ないことが問題だと思います。

エジソンのように変人だと思われてもいい。失敗したっていい、それだけ多くの挑戦ができたのだ、と思えるような社会にならない限り今後も衰退し続けることでしょう。我々ができることはまずは成功者を妬むことをしないこと。挑戦者の邪魔をしないことといったことから始めた方がいいだろう。

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