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北欧で16時退勤が可能な理由

みなさんおはようございます。最近本屋に行くと、北欧諸国では16時に仕事が終わるなんて本をよく見ます。その他にも北欧諸国では次の日の出社までに11時間のインターバルを設けなければならないという法律があるようです。単純に考えて、4時間以上残業したら翌日は定時出勤ができなくなると考えればわかりやすいでしょうか。

では北欧諸国はなぜこれほどまでに仕事が早く終わるのかを自分なりに考えてみました。あくまで個人の意見であり、十分な下調べをしたわけではないので、その点はご了承ください。では考えてみます。

まず真っ先に思いついたのは冬の厳しさが原因だと思います。北欧だと冬は寒さがとても厳しいですし、その上問題なのは冬は日照時間が極端に短いです。これだと少しでも早く帰りたいと思うでしょう。真冬なんか場所によっては極夜と言って一日中太陽が昇らない場所もあります。北欧でも各国の首都がある地域では極夜にはなりませんが、それでも日が短いことに変わりはありません。そうなると勤務時間も短くしようと思うはずです。一方で夏場は白夜もあり、逆に太陽が沈みません。そうなると早く帰って遊ぼうと考えると思います。いずれにしても日本より早く帰ることのインセンティブが働くわけです。

次に労働生産性が高いことがあげられるでしょう。北欧諸国は概して労働生産性が日本より高いです。あの高福祉もそうした労働生産性の高さがあってこそできるものだと思います。また高福祉であるが故に税金も高く、たくさん働いてもそれほど個人にお金は入りません。であればほどほどに働く程度で十分だと考えると思います。

さらに、日本と根本的に違うのは労働を苦役と考えていることでしょう。日本のように労働を義務と考えるのか苦役と考えるかでは労働に対する見方も変わります。以前私はめんどくさいと感じることが生産性の向上に必要だということを書きましたが、まさに北欧などのヨーロッパ諸国では労働を苦役でめんどくさいものと考えているため、少しでも労働時間を短くしようという考え方に落ち着くと思います。

以前私が書いた記事はこちらです。興味がある方はこちらもどうぞ。

どうしても北欧信者である私にはこういう話を聞くとうらやましく感じます。こと労働においては北欧のやり方は是非取り入れてもらいたいと思っています。長い夏休みだって、インターン生たちが職場を回しています。そんな人たちでも職場が回るように工夫がなされていることも大きいでしょう。そんな労働の仕方についても過去に記事を書いています。

意外にもいろんな方にスキをいただけました。やはり労働問題に悩んでいる人は多いようです。

このように北欧では労働時間の短縮について真剣に取り組んできました。ただ日本とは考え方も気候も違います。日本でこうした働き方ができる日は来るのだろうか?

ちなみに先ほど私は北欧信者とは言いましたが、あくまで外国として見るならいい国だと思うということです。総合的に見れば日本の方がいい国だと思います。ただ労働環境について考えるとどうしても彼の国の方がいいように思えてしまいます。北欧諸国は北欧諸国でいろいろ問題は抱えていますが、いいところは導入してもらいたいものです。日本は過去を見渡しても、海外から良いものをたくさん取り入れ自分たちの文化に昇華させてきました。労働環境の改善だってきっとできるものだと信じています。

余談ですが、知り合いのフィンランド人に日本に住み続ける理由を聞きましたが、やはり気候がとても良いこと、料理が美味しいことを挙げていました。確かに私も気候や言葉はなんとかできるかもしれないが、食事となるとおそらく外国で生活できないだろうと思います。知り合いのフィンランド人もごはんはパンではなく米じゃないと嫌だと言っていたくらいです。あと野球観戦ができるのも大きな理由だとか。しかも熱狂的な阪神ファンです。昨年の阪神優勝はめちゃくちゃ嬉しかったとか。

とまあ各国でいろいろと問題はあるでしょうが、いいところはお互い取り入れていけたらいいかと思います。私は日本に最も改善してほしいと思うところは労働環境です。今人手不足になってきたので、その労働環境の改善は急務でしょう。個人的には一日5,6時間で仕事が終わったら嬉しいなと思います。そのためには生産性の向上が急務ですが。

それではここまで読んでいただきありがとうございます。みなさんも日本の労働環境について言いたいことがあったらコメントください。

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ブルーベリー博士(家庭菜園投資家)
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