立食い寿司と株式市場
やぁ、良い子のみんなは回転寿司ではなく、
立食い寿司に行ったことはあるかな?
姫路駅から徒歩2分程の『魚路(ととろ)』さんは、いつ見ても行列ができている立食い寿司屋さんである。
店内はそんなに広くない。お客同士で肩を寄せ合い、パッと食べてサッと出る。カウンターのみの潔い立食い寿司って感じだ。
写真だと量は少なく見えるかも知れないが、
かなり満足感がある。
真ん中のイカに注目してくれたまえ。
とんでもなく細かく包丁が入れられているのが分かるであろう。丁寧な仕事だ。
この他にアジを単品で追加したのだが、やはり包丁の入れ方に唸った。ここの大将、只者ではない。もちろん美味い。
内容は本マグロの大トロ、サーモンの大トロ、極上一本穴子などの極上ネタがあり、無料で赤だしがつき税込2,090円はかなりお得で大満足である。
んー、、、あれ?
築地で一万円を超えるインバウン丼とか食べている外国人旅行者のみんな〜(煽り)
私の5倍の値段を支払って日本経済に貢献してくれて偉〜い。(鬼煽り)
あ、そういえば。
築地で思い出したが、築地魚市場って実は株式会社なのをご存知か?
私はこれを最近知ってかなり驚いたクチなのだが、つまり「魚市場が株式市場に上場」しているという、なんだかヘタクソ日本語ラップみたいな事実がある。
インバウンドと言われて久しいが、ひょっとすると築地魚市場の株価はかなり上がっているのでは、と思って調べてみたらコレだ。
イケイケの右肩上がり。
最近になってガクッと落ちているのは中東の情勢の為か。しかしお手本みたいな堅調だ。
年始の時点では3,000円程度だったのが、4月には3,700円近くまで伸びている。
そもそもこの会社、2020年の1月時点では株価はたった800円程度に過ぎなかったのに。
なんてことだ、、、、せめて今年の年始の時点で築地魚市場〜♪が上場↑している〜と知っていたらYO!
もしこの時に株を仕込んでいたら、インバウン丼に対する感情はまったく違ったものになるだろう。
お世辞にも、私のインバウン丼に対する印象は良くない。なんだか嫉妬と虚しさが入り混じった溜め息が出てしまう。
だが、自分が株主の立場だったら一転してウハウハだろう。
このまま築地魚市場が成長を続けるかどうかは分からないが、株を仕込み損なった私はおとなしく『魚路』にて立食い寿司をつまむのである。
うん、美味いなぁ。
でも、一度でいいからインバウン丼も、食ってみたいっすねぇ。