芸人さんの推しに夢中だなんて、誰にも言えない。
本当はこんなに芸人さんの推しに夢中になっているなんて、リアルな空間で誰にも言えない。
しかも私、外面は分別もあるいい大人ぶっている。
いつもどんな時でも本当は辛くても、笑顔で真面目。
それが私。
ただ、ただ、
自分の言葉に感情が乗ってしまうのが怖くて、見透かされるのが怖くて言えないのもあるし、私のキャラと相違が有りすぎて、業務や人付き合いに差し障りが出てきそうなのも怖い。
娘には、
「大好きなんだよね…」
って話はしているけど、ここまで心底熱を帯びた状態とは言えていない。
娘は、推しをクリエイティブな人と評しており、
熱量は『お母さんといっしょだよ』と、お笑いの才能でファンだと言う。
…。
お母さんと…。
いっしょ…。
…。
そんなに想いが深いかぁ…とは、やっぱり言えなかった。
娘の言葉は軽い感じだったので、私の想いは、冗談にしか聞こえないだろうな。
ラジオやトークを聞いていて、ずっと思っていた。
推しもちょっぴり本当と嘘を使い分けている。
トークライブで表情を拝見しながらなら、
優しい嘘の時の表情を見ていられる。
色々、ちょっっっぴりだけど感情に気づく。
でも、ラジオの声だけだとちょっとわかりにくいかも。
耳に神経を集中させ感覚を研ぎ澄ましてしまう。
私の脳波にどう影響しているのかは解らない。パブロフの犬の如く、推しのボイスに簡単に癒やされる。
もし、甘く囁かれたら軽くノックダウンだろう。
そういうキャラの方じゃなくて良かった。
推しは、よく自虐する。
思い切ったことをする割に、
自分には向いてない
とか
僕には出来ない
って言う。
お勉強は苦手だったのかもしれない。
でもね、
私の目は誤魔化せない。
そういう割に、きちんとチャレンジしてみているその姿は、とても魅力的。
あなたはね、やれば出来る人。
そうやって包み込みたくなる。
頑張ったね!
そうやって包み込みたくなる。
芸人さんフアンとして感覚間違ってるかな?
そう思った事もあるけど、
普通に課金してライブ行ったり、配信見たり、応援したり、グッズ買ったり。
お笑いフアンのごく普通の事しかしてない。
で、大爆笑して楽しんでる。
一人の「人間」のフアンとしてならば、
そういう「感情だけ」持つならいいよね…。