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親の介護からの施設選び パート10

私の親が入っている施設は空きがあるみたい!

あるお客様からご連絡を頂いたのです。

ほんとですか!!!

すぐに申し込みした方がいいよ!
私の母が行ってるところだから安心だよ!


暗闇の世界に光が差し、救いの手が空から伸びてきた!
まさにそんな体験でした。


何もわからず、信じて素直に受け止めていたのに、
2ヶ月3ヶ月4ヶ月いたずらに時だけが過ぎ、父はどんどん認知が進み、体力を落としていました。

そんな父の姿を見るたびに悲しく辛く、でも、誰も何も導いてはくれませんでした。

これではダメだと立ち上がり動き始めたら、沢山のお客様や友人が一緒に立ち上がってくれました。


自分の不甲斐なさに自信を無くしました。
父に申し訳なくて、弱る父をただ見つめることしか出来ない情けない自分自身と向き合う時間でした。

だけど、父はどうだったのかな?

新しい病院という場所で父は父の人生があったのも事実。

沢山の職員さん介護士さん、看護師さん、先生方に助けられて、確かに人生を生きていました。

私の人生、父の人生。

これは、全く別の人生だということもこの半年で体感することも出来ました。

苦しみは私の目から見えている世界であって、父は満更でも無かったのかもしれない…そんなふうに感じる瞬間もあって…。

相手の学びと自分の学びの領域を知ること。

自分の人生は自分でしか無いということ。

兄弟とも沢山喧嘩しました。

意見の食い違いも度々あって、

全部苦しみしかなかった…。

だけど、この問題に直面しなければ、
兄弟とは仲直りできていただろうか?
こんな猛烈でかつ充実した時間を過ごすことができただろうか?

介護の真相を知ることができただろうか?

肩を寄せ合いながら生きている事に心から実感として気づくことができただろうか?

父をこんなにも愛している事に気づけただろうか?

父にこんなにも愛されていた事に気づけただろうか?

いろんなことがこの半年間、味わうことができました。

同時にこれからの高齢化社会に、もっともっと真剣に日本が考えなくてはならないということも実感することができました。

もっと真剣にもっと自分事に関わるべきだと感じました。

一人一人の思いで、何かが変わってほしい。

そう願う毎日を過ごしています。

つづく…

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