資産形成をするために知ってほしいこと「危ない金融商品とは」
はじめに
現在は所謂FIREと呼ばれ労働市場から早期リタイヤする人が多いと言います。それは見方を変えると経済的に自由になったとも言えます。では、経済的に自由になるために、どうしたら良いのか、株で資産を増やす方法は何があるのか。。本日は「危ない金融商品」というテーマでまとめてみました。
人的資本を高める重要性
株の話をする前に人的資本(労働市場から得る力)の重要性を書きます。
人がお金を得るためには、「金融市場に金融資産を投資する」か「労働市場に人的資本を投資するか」しかありません。お金を増やすことを考えた際に、如何に金融資本を増やすかといったことが見られがちですが、まずは人的資本(=自身)に投資をすることが重要です。
人的資本に投資することとは、もちろん自分自身が勉強や転職をすることが含まれますが、本質的な意味としては「自分のパフォーマンスを最大化すること」です。ですので、家庭環境を整えることや健康的な生活、労働に使う機材への投資なども広い意味で人的資本の投資と言えます。
私も含め若い人材にとっては、転職活動も人的資本を向上させる手段です。早いタイミングで、会社内だけに留まらず人材市場でいかに評価をされるスキルを身に着けるのか、を意識することは必要になります。仮に今の職場に不満は無くとも、一度転職活動を行い、どういった同業でどういった人材が求められているのか確認してみても良いかもしれません。
危ない金融商品とは
では今日の本題です。前提条件として、どの株が上がるかどうかは誰もわかりません。一説によると、9割の個人投資家はトータルで負けていると言います。また一流のトレーダーが考えて構成するアクティブファンドですら、結局は市場平均と変わらないと言います(手数料の分マイナスになるとも)。
つまり、これは絶対に上がる株ということは存在しないとも言えます。ただ、「これは買ってはいけない」という商品はあります。
①株主優待
株主優待とは企業が配当の一部を個人株主向けの優待券に当てる制度ですが、これは一説には経済学的に不合理であると言います。
それは、例えば海外の投資家が優待を受けることができないことや(株主平等の原則に反する)個人投資家の囲い込みをするための広告宣伝の一環として行っていることがあるようです。
優待を受ける個人としては良いのでは?と思ってしまいますが、個人投資家を優待している企業自体のパフォーマンスが高いという保証は無いのです。
ですので、株を買う場合は優待券を前提として買うのではなく、あくまで企業のパフォーマンスを見て買うべきなのです。
②毎月分配型のファンド
毎月分配されるタイプということで年金の足しになるとしてシニア層に人気の商品だったと言います。こちらの問題点として、投資の一番の魅力の「複利の力」を使えないことです。複利の力とは、投資元本に投資利益が乗り、また投資利益が乗ったものに利益が乗る・・・というものです。これは長期間投資することで初めて実現します。
ですので、毎月分配型は利益を小出しにするという点で金融商品として魅力がありません。
③資産運用型の生命保険
こちらは万が一の保障に加え資産運用にも利用できる貯蓄性を兼ね備えた保険のことを指します。一見、生命保険が適用されなくとも貯金がされお得に感じる方も多いかと思います。
問題点としては、「保険」と「資産運用」という全く別の商品を合わせてしまっているため、保険会社は生命保険料に手数料を上乗せして販売している場合が多いと言います。コストが多い商品がパフォーマンスが高い訳がありません。
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