『「ほめる」よりすごい方法39』読了
ぬまっちの新刊!!
「褒めることで子どもたちの良さをさらに伸ばしていこう」と思っていたこの頃、「ほめる」ことについて、言葉かけや関わりの構えがまた1段変わった気がします。
いくつかのヒットポイントがあったため、つらつらと並べてみる。
・「自己肯定感」の本質的な捉え
自己肯定感を高めることは、「ほめる」ことだけでない。ダメなことはダメと認識できる力をつけること、そんなダメな自分も受け入れる力をつけることが、自己肯定感を高めることにつながるという捉えだ。
このように考えると、「ほめる」だけではダメで、むしろ、褒めたことがネガティブに機能してしまうことがあることを認識しておかなければならない。
・最終ゴールは、「一人でも生きていける力」をつけてあげること
「やらせないからいつまでたってもできない、まず、やらせてみること」という認識をもちたいものだ。そして、これからの教師としては「仲間として一緒にやっていこう」というジェネレーターとしての立場で子どもと関わっていかないとと思う。
・子どもと本気で向き合い、本気の対話を重ねること
子どもの主張も聞きつつ、大人の主張もきちんと伝えること。子どもの言い分、理由にこちらが納得できるかどうか。
子どものわがままにこちらが負かされることがあってはならない。しっかりとした対話を積み重ね、互いの納得点を探すこと。
・「面白さ」の演出
子どもの動機のほとんどが「面白いから」や「楽しいから」というもの。
だとしたら、こちら側としては、いかにそこにコミットするかだ。子どもたちは、「本物」「リアル」が大好きだ。いかに社会につながるリアルな活動、環境を設定できるか常に考えなければならない。
黙食のための「恵方巻作戦」は、面白そうと思った。ぜひ取り組みたい。
物事の本質を捉え、一人の人間として子どもたちと対等にかかわっていきたい。そして共に新たなものを創り出す。
教師も子どももワクワク笑顔でもっと成長していける教室がいいなと思います。そんな教室をつかむヒントがたくさん詰まった書籍でした。
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