たっちゃん

小学校教員/中高英語/ 菊池道場/ぬまスク/栃木学びの会/学び合い/ まずいろいろやってみてその場で合ったものを取り入れる/ 日々、おもしろがって成長を続ける最高のジェネレーターへ!!

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最近の記事

『「発達障害」と間違われる子どもたち』を読んで・・・

特別支援の専門家、成田奈緒子先生の著書。  本書で何度も言われている「発達障害もどき」という言葉。私にとっては、印象的であり、今後の子どもの見方の1つとなる新たな視点だった。  発達障害ではないが、それと同じような症候を示す子が多いことについて本書では言及してあった。 「発達障害もどき」は生活リズムの乱れ  忙しい父母の夜型ライフスタイルに合わせて、生活リズムが乱れたり、睡眠時間が減っている子どもたちが増えているそうだ。そして、そのような子に発達障害と同じような行動が

    • 「『学び合い』誰一人見捨てない教育論」から…

      西川純先生の新著。  私は、学生時代から西川先生の『学び合い』の考え方に共感しており、大事にしてきた。しかし、最近、自分の中でほんとうに『学び合い』の考え方を大切にした教育実践になっているだろうか、子どもたちのためになっているだろうかという疑問符が湧いてくることが多かった。そんな中で、出会った一冊である。 『学び合い』の最終目的は子どもの一生涯の幸せ  「子ども達の一生涯の幸せを実現するために教育を行っている」という考え方に共感する人はほとんどであろう。では、子ども達の一

      • 『「叱らない」が子どもを苦しめる』を読んで…

        藪下遊 / 髙阪康雅 の著書。 読んで感じたことを記していく。 わがまま ⇔ 個性  現在、不登校の子には、「投稿刺激を与えずゆっくり休ませよう」とか「一人一人の個性を尊重しよう」とか「子どもの思いを大切にしよう」といった考え方が主流になってきていないだろうか。  本書では、「思い通りにならないことが耐えられない子どもたち」について問題提起されていた。人は、社会に出たときに絶対的に社会と自分とのズレを経験しなければならない。このズレの経験に乏しく、自分の思いどおりが通って

        • 『「いい質問」が人を動かす』から…

          弁護士の谷原誠さんの著書。 夏休み、学習会の仲間と一緒に読み進めた1冊。 こういったビジネス書、普段は読まないのだが、時間がある今だからこそ、読んでみると、教育現場で、子どもとのかかわりの中で生かしていきたい大切にしたいことがたくさん発見される。 「質問=発問」の効果  「質問」は授業場面で考えると、発問である。また、教育現場で行われている生徒指導場面では、「質問」を使う。  「質問(発問)」には、「思考」と「答え」の強制力があるという。 このため、人を動かすには、命令

          『子どもの主体性を育む 言葉がけの作法』 読了

          宗實直樹先生の著書。 この本、東井義雄氏や菊池省三氏らの考え方がたくさん盛り込まれており、とてもいい。理論的なところまで追求されており、ただ単なる言葉かけの例だけで終わることがなかったのも、とてもありがたかった。 ・「自主性」と「主体性」について  「自主」は、外的要因による影響が多い。一方で「主体」には、自らの意志が含まれる。  とすると、主体>自主という関係になる。私たちは、子どもたちが自分からこれは大切だという価値に気付き、進んで実践していこうとする主体的な姿になる

          『子どもの主体性を育む 言葉がけの作法』 読了

          『「ほめる」よりすごい方法39』読了

          ぬまっちの新刊!!  「褒めることで子どもたちの良さをさらに伸ばしていこう」と思っていたこの頃、「ほめる」ことについて、言葉かけや関わりの構えがまた1段変わった気がします。    いくつかのヒットポイントがあったため、つらつらと並べてみる。 ・「自己肯定感」の本質的な捉え 自己肯定感を高めることは、「ほめる」ことだけでない。ダメなことはダメと認識できる力をつけること、そんなダメな自分も受け入れる力をつけることが、自己肯定感を高めることにつながるという捉えだ。  このよう

          『「ほめる」よりすごい方法39』読了