映画「何者」を観て
< この取り組みについて >
動画勉強の一環として、
週一本映画を見て、
好きなシーンを3つ挙げる取り組みを始めました。
< 好きなシーン3選 >
・山田孝之が出演しているシーン。
→これに関してはほぼどのシーンも好きだった。
さっきは「コウタロウ」が好きだと言ったが、
ああいう「先輩」はいいなと思った。
特に「タクト」と「ギンジ」は似ているといった部分。
タクトからすると嫌に思えるかもしれないが、
自分で作ってしまった檻を破壊してくれる言葉のように感じた。
一緒だから、お前も泥臭く行けよといってくれているような。
ただそういう「先輩」も大学院生、
神や仏ではないため全能ではない。
・終盤の「タクト」の裏ツイート明かし
→ホラーっぽくも感じて、フィクションが
ノンフィクションっぽくなる感じがしてよかった。
ただ個人的には綺麗事の方が好きなので、
人間の腹黒さが見えたこと自体が面白かった訳ではなく、
あの持って行き方が好きだったというわけ。
・シーンという訳ではないけど、全てを語らない感じ
→有村架純さん演じる「ミズキ」の母親の問題も、
「コウタロウ」の何者にもなれた気がしない問題も、
岡田将生さん演じる「名前忘却」の就職、
二階堂ふみさん演じる「りか?」の就職。
佐藤健さん演じる「タクト」の就職。
と本人たちが抱える問題は何一つ解決していない。
ただその答えが知りたくなる感じがすごくよかった。
僕は以前漫画家を目指し、持ち込みをしていたので、
少し漫画で話すと、読み切りなら最高だろうなと思った。
読み切りは、設定から人物、世界観など初めて知る人に
全て受け入れてもらわなくてはならない。
そこは就活という大よその人が経験する部分なのでOK。
登場人物の名前も特に特徴的ではなく、
覚えていなくても問題なし。
でも結局、みんなの考察を検索したくなるぐらい、
答えを知りたくなる感じがあった。
漫画の読み切りで見てみたいな。
< 感想 >
就活をテーマにした映画だった。
僕も就活には苦労した人間だったので、
当時の気持ちが蘇ってくるようだった。
主人公のタクトに関しては、
ウラ垢でツイートは性に合わないのでしていなかったが、
ほぼ自分の同じような感じだった。
僕も勉強はできた方だった。
運動もそこそこ。
何をやっても平均以上はやれる。
そんな風に思って学生時代は過ごしていました。
そんな考えに「浪人」という矯正が入り、
少しずつ今の自分へと再形成されていった。
今は自分を平均以下だと思っている。
偏差値で言えば40台ぐらいだろう。
それよりも低いかもしれない。
悲観的に捉えている訳ではなく、
それぐらいバカな存在なんだから、
もっと恥ずかしいこと、たくさんのキズを負ったって
大丈夫と言い聞かすためだ。
バカだから頑張る。
この気持ちを忘れないようにしたい。
話は映画に戻るが、
登場人物の中で一番好きな人物は
菅田将暉さんが演じられていた「コウタロウ」だった。
昔ならどちらかというと、
見ていて気持ちの良い存在だと思わなかったと思う。
なんとなく好きなことやって、
ちょっとバカってぽくて、でもそこが魅力でカッコよかったり、
自分にはないものを持っているからだと思う。
過去、僕の周りにも似たような人がいた。
その時の僕の役割は「タクト」のような分析。
それぐらいでしか、存在意義を見出せなかったからだ。
今はむしろ「コウタロウ」のような存在になりたい。
いや、そんな存在だと思いこましている。
そのほうがなんとなく、見ていて応援したくなるし、
見ていて気持ちの良い存在だからだ。
そのほうが賢いよりずっと良いと思う。
ただ映画を見て、もう一度自分を振り返ると
やっぱり「タクト」さが残っている。
もっとバカだと思おう。
いや僕はバカです。
バカと書いて僕です。
よろしくお願いします。
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