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73_性格の真逆な相手と仲の良い友人で居続けるためのコツ

皆さま、こんにちは!秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。
本日はストアカの受講者さまからいただいたご質問にお答えします。いつもご質問をありがとうございます!皆さまの同僚・上司やご友人との悩み軽減に、少しでもお役に立てると嬉しく思います。

【質問】
私は自他ともに認める、エクスプレッシブ。明るくざっくりと物事を捉えるエクスプレッシブです。
先日、長年の友人と久しぶりに海外旅行に出かけました。心の中は「初めてのものを見たい!食べたい!体験したい!」でいっぱいです。
 
友人は計画性のある典型的なアナリティカル。旅行前から綿密な計画を立て、移動手段やホテルの予約は全てしてくれました。旅先では、目的なくフラフラしたかった私と計画通りに観光をしたい友人では求める楽しみが違っているため、別行動をすることに。夕食は一緒にとるという約束をして過ごしました。
 
夕食時のことです。色々なものを食べたい私は「少しずつ数種類頼んで、シェアして食べよう!」と提案したのですが、友人は「私は自分が食べたいものをオーダーする」と主張。結局、一人一つのメイン料理しか食べられませんでした(もっと色々食べたかったのに!)
また、レストランでのチップの額も「ワインも美味しかったし、このぐらいにする?(少し多い)」と言っても「私はこの額を置く」と友人の思う金額だけ出しました。(少しぐらいチップをはずんでも良かったのに!)
 
旅行はとても楽しかったのですが、友人の「私はこうする」を譲らない一面を改めて見てしまい、この先どうしたらうまく付き合えるか不安になってしまいました。何に気をつけたらこの先も仲の良い友人でいられるでしょうか。

自己主張・感情表出ともに高いエクスプレッシブに対して、アナリティカルは自己主張も感情表出も低い真逆のタイプです。

【回答】
ご質問いただきありがとうございます。長年のご友人と2人で海外旅行、うらやましいです!感情表現を自由に伸びやかにされるエクスプレッシブにとっては、旅先での「楽しい」・「新しい」体験を誰かと共有することで、さらにその楽しさや嬉しさが倍増しますね。
食事も色々なものを楽しみたいため「少しずつ数種類頼んでシェアしたい」し、「美味しいワインを選んでくれたレストランの方にチップを少し多めにしたい」」と、感情と行動が解放されます。
 
一方、ご友人は典型的なアナリティカルということなので、「ルールは守る、羽目を外さない、計画通りに粛々と行動する」という方針は、海外であろうが旅行(プライベートであって仕事ではない)であろうが、変わることはありません。
 
さて、この先もいい友人でいるために何に気をつけたらいいか、一緒に考えてまいりましょう。
 
まず、お二人がすでにできていることがあります。気がついていらっしゃいますか?
それは、自分の思いを押し付けないこと
 
旅行先で日中、別行動をとり夕食を一緒にされたのは、いい友人でいるためのひとつの方法ですね。
計画を立てずフラフラ街歩きを楽みたいエクスプレッシブと、時間や行先も計画を立てて、その通りに行動したいアナリティカルがお互いの「楽しい」ポイントが違うことを理解し、別行動をとられたのは良かったと思います。
どちらか一方に合わせて「我慢した」という思いを残さないベストな選択でした。
 
さて、ご友人のお言葉から、アナリティカルの良さを改めて考えてみましょう。

アナリティカルは「マイルール」を持っているタイプですが、それを人に押し付けたりはしません。
ご友人も、「私はこのぐらいチップを置くので、あなたもそうして!」とはおっしゃっていませんね。あなたの考えを尊重すると決めていらっしゃるためです。もし、ご友人の考え方を押し付けられたらいかがでしょうか。
前例や決まり事を押し付けられることの苦手なエクスプレッシブは、きっと窮屈な思いをしてアナリティカルとの距離をおかれるのではないでしょうか。

また、アナリティカルは「私はこうしたい。あなたはいかがですか?」と相手の思いや希望を聞く力があります。ご友人にとって、自分の意見を伸びやかに言葉にするエクスプレッシブは尊敬できる存在です。そのため、性格は違っていても長年お付き合いが続いてきたのでしょう。

アナリティカルにとって苦手なのは、「あなたはいかがですか?」と聞いているのに自分の意見を言わない方です。この先も遠慮せず、あなたの考えを言葉にして伝えることをおすすめします。その時に大切なことは、あなたも自分の考えを相手に押し付けないことです。

「一品を丁寧に味わいながら食べるのもいいかも。また別の機会にシェアを頼んでみよう」・「チップはサービスを受けた側の気持ちだから、少し多めに出したい私がそうすればいいか」と考えるとストレスをためなくて済みますね。
 
考え方や物事のとらえ方が違うということをお互いに楽しむ気持ちがあれば、自己主張・感情表出の強弱が真反対のお二人でも、長くいい友人関係を築いていけます。「自分の思いを押し付けない」ことを大切にしてみてください。
 
そして、次回またご旅行に行かれる際には、アナリティカルの立てた計画を見て「ここは私も興味があるから、一緒に行こう!現地集合で!何時に現地に行けばいい?」と興味があることを伝えてみてください。得意なことに興味を示してくれるあなたのことを、さらに好きになられると思います。

本日もご質問ありがとうございました!皆さまの職場や友人関係でもぜひご活用ください。

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