見出し画像

72_無理して明るく振舞ってしまう人が、職場で自分らしく過ごすコツ

皆さま、こんにちは!先週末は3連休でしたが、ゆっくりお過ごしでしたでしょうか?土日がお休みの方もいらっしゃったかもしれません。急に涼しい日も増えてきましたが、体調を崩さないように秋を楽しみましょう!

本日はストアカの受講者様からいただいたご質問にお答えします。どうぞお付き合いください!

【質問】
今年社会人になった息子は、典型的なエクスプレッシブ。明るく、楽しく、職場の雰囲気を笑顔で盛り上げるタイプです。

本来の明るさ、人懐っこさで職場の人間関係もうまく築いていると思っていましたが、最近は帰宅するとしんどそう。理由を聞くと、「明るく盛り上げないといけないと思って無理をしすぎているかも」という答えが返ってきました。

「そんなにしんどいなら、無理をするのをやめたら?」と言うと、「それを手放すと自分らしくない。」と、無理を重ねています。明るいのは彼のいいところだとは思いますが、無理をして疲れ果てている姿を見ると、少しつらい気持ちになります。
どのようなアドバイスをしたらいいでしょうか?

エクスプレッシブは感情表出が高いため、明るく華やかな方が多いタイプです。

【回答】
ご質問いただきありがとうございました。
帰宅後、しんどそうな様子を見ているご家族は心配ですね。

エクスプレッシブがいつも全開で明るく職場を盛り上げることが負担なくできるかというと、そんなことはありません(周りからは、いつでも自然にできているように、また、そのエネルギーが枯渇することはないように見えています)。

無理は禁物ですが、ご本人が明るく振る舞うことをやめると自分らしくないと思っておられるということなので、少しずつ加減をされてはいかがでしょうか。

まず、全開の明るさが100として、90でコミュニケーションをとってみる。
例えば、ランチタイムも楽しい話でずっと明るく盛り上げているのを、食べる時は食べることに集中して「盛り上げなくてもいい時間」と決める
抵抗があるようでしたら、「美味しそう!食べることに集中します!」と宣言してから少しの時間、楽しい話題をふることをやめてみるのもお薦めです。

また、毎日の朝礼後、明るく話しかけていたのをやめて、会議室の後片付けに取り掛かる。「片づけてから席に戻ります!」と笑顔だけ残して作業に取り掛かってみてはいかがでしょうか。

毎日5分だけ、周りに気を遣わず自分のすることに集中すると、「いつも盛り上げなくてはいけない」という思い込みから解放されて少し気持ちが楽になります。

これに慣れてきたら、100を85に、さらに80にしてみます。

時間をかけて少しずつ全開の割合を減らしてみて、帰宅後の疲れがどのくらい楽になっているか確認してみるのがおすすめです。一気に80にしてしまうと、息子さん自身も「こんなにコミュニケーションの量を減らして大丈夫かな」と不安になるでしょうし、周りも「最近、〇〇さん、口数減ってない?」と違和感を抱くかもしれません。
少しずつ、無理をする度合いを減らしてみるのがお薦めです。

私たちはエクスプレッシブと接するときに、「いつも明るく楽しくエネルギーに満ち溢れている人」と決めつけてしまいがちです。また、エクスプレッシブの方も自分に対して「そうでなければいけない」「そうしなければ自分らしくない」と思い込んで無理をしたり、つらい時にも笑ってみたりと演技をすることがあります。

タイプ別コミュニケーション術を学んだことが「こうでなければならない」・「このタイプの特徴はこうだ」と決めつけることにつながらないようお互いに気をつけて、自然でストレスのかからない人間関係構築につなげていきたいですね。

息子さんが無理なく自然に、ご自身らしく過ごせることを願っております。他のタイプの皆さまも、最近無理しているなと感じていらっしゃる方は参考になさってくださいね。

本日もご質問ありがとうございました!

▼書籍出版のお知らせ▼
「リーダー、管理職という役割を、自分らしく楽しんでほしい」という思いで、リーダーコーチングをお手伝いしています。その思いを言葉にした本が出版されました。もしよろしければ、手にとっていただけると嬉しいです!微力ながら、皆さまのご活躍を応援しております。

詳細は画像をクリック!

いいなと思ったら応援しよう!