76_キャリア=人生全体 ライフ&キャリアデザインコーチングで、豊かな人生を手に入れよう
皆さま、こんにちは。いつもnoteをご覧いただきありがとうございます!11月も後半ですが、まだまだ夏のように暑い日もありますね。寒暖差で体調を崩されないよう、どうかご自愛ください。
さて今回は、先日ある企業様で実施したライフ&キャリアデザインセミナーで取り組んだことについて、共有したいと思います。
どうぞお付き合いください!
ライフ&キャリアデザインセミナー(コーチング)とは?
皆さまは、「ライフ&キャリアデザインセミナー(コーチング)」という言葉を耳にされたことがありますか?実はライフ&キャリアデザインセミナーは、受講者さまの年齢でお伝えする内容が大きく変わります。
若手・中堅層の皆さまに対して開催する際には、「今いる組織での仕事をもっと面白くすること」を目的とすることが多いのですが、一方で50代の方へ向けては、「定年後の人生をどのようにデザインするか」について考えていただくきっかけを提供することを主目的に組み立てることが多くなります。
階層別研修以外で、年齢によりお伝えする内容が大きく変わるのはライフ&キャリアデザインセミナーの特徴のひとつです。
さて、先日実施したセミナーの対象は若手・中堅層の皆さま。
2時間のオンライン研修という枠の中で、「仕事はもっと面白くなる」ということを感じていただくことをゴールとして設定しました。
オンラインであってもコミュニケーションが講師からの一方通行にならないよう、参加型・体感型のプログラムに。まずは、ご自身の強みを再確認していただくワークを実施しました。この際、皆さんにお伝えしたことが2あります。
ポイント①:強みは単体では意味がない
1つ目は、強みは単体では意味がないということ。
多くの自己啓発プログラムにおいて、「強みをみつける」・「強みを伸ばす」点に重点が置かれがちですが、強みは単独では成立しません。「何かのために生かせる強み」こそ、本来の強みです。例えば、ある強みを一生懸命に伸ばしても、会社のニーズに合っていないと「その強みは確かにすごいけれど、弊社に寄与するものではないよね」で片づけられてしまう可能性もあり、勿体ないですね。
そのため今回のセミナーでは、会社の方針や戦略、重点施策・ビジョンや中長期計画に貢献するための強みを書き出していただきました。
人格や性格に関する属人的な評価は「良い点」であり、ここでは強みとは捉えません。
例えば
現在の部署が求めるスキルで、あなたが持っている技能・資格・経験
これまでの経験を振り返り、ピンポイントで具体的に言える「他人と差別化できていると自他共に認めること」
業務で活かせる具体的なスキル、知識と経験、他の人より少しでも抜きん出ている姿勢や習慣
人から止められても、仮に報酬が得られなくても好きなこと・時間を忘れて取り組めること
第三者に説明できる、自分が主語の「スキル」
などを強みとして考えていただきました。
このワークは、会社の方針や戦略、重点施策・ビジョンや中長期計画が何かを把握していないと進まないものですね。自分の属している組織や部署がどのような方向を目指しているか認識していることが、「仕事がもっと面白くなる」ための第一歩ではないかとの思いから、皆さまに取り組んでいただきました。
ポイント②:自分の強みを50個言語化する
2つ目は、自分の強みを少なくとも50個は言語化しておくこと。
今回はご自身の強みを3分で5個書き出すワークをしていただいたのですが、意外に苦戦する方もいらっしゃいました。仮に社会人経験を10年お持ちなら、組織の中で生かせる強み(経験、実績、スキル、時間を忘れて没頭できることなど)を50個くらいはお持ちだと思います。
もし「50個も書けないな…」と感じておられる方は、上司・先輩・同僚・後輩など周りの方にヒアリングをしてみることをおすすめします。自分では気づいていない自分の強みを知ることのできる良い機会です。
「ご自身の強みを50個書き出すことをセミナー後の課題とします」とお伝えすると、「そんなにないよ…」と小さなため息があちこちから聞こえてきましたが、謙遜する必要はありません。自分のライフ&キャリアを自分で充実したものにするためには、自分の強みを言語化することが第一歩となるはずです。
サニー・ハンセンの4L理論:キャリア=人生全体
次にサニー・ハンセンの4L理論を使って、自分の今の年齢での現状と理想を数値化し、そのギャップをあぶり出すワークをしました。理想と現状のギャップが認識できると、それを埋めるために次にするべきアクションが見えやすくなります。
ハンセンの考え方は、一言で言うと「広い視野を持て」です。
ライフ&キャリアデザインをする際に、個人の興味・能力・価値観など「個人的な側面」に焦点があてられることが多く、とらえ方によっては「自分とひたすら向き合い続けていれば、より良い人生が描ける」ともとらえられる考え方が多い中で、ハンセンはもっと広い視野を持つことを提唱しています。
ハンセンは「キャリア=仕事」ではなく、「キャリア=人生全体」だと考え、人生には4つの役割(4L)があると述べています。
仕事(Labor):本業・副業を問わず収入を得る活動
学習(Learning):読書・通信教育・セミナー参加などの自己啓発
余暇(Leisure) :趣味・ボランティア・地域の活動など愛(Love):家事・育児・介護・ペットの世話など大切な存在と過ごす時間
これら4つの「L」はパッチワークに例えられることが多く、どれか一つではなくそれぞれの役割をつなぎ合わせて考え、大切にすることで人生が豊かになると考えられています。例えば、②学習と③余暇をつなぎ合わせて、余暇の過ごし方を単なる「娯楽」から「学びのある趣味」に変えてみることが、あなたの人生にどんな価値をもたらすのか考えてみるということもこれに当てはまります。
私たちはなぜ働くのか。
自分にとって本当に大切なことは何か。
どのようなキャリアや人生を歩みたいのか。
そんなことにまっすぐに向き合う時間を持つことの豊かさを多くの方に知っていただきたいと思います。皆さまもご自身のライフ&キャリアについて、ぜひ考えてみてくださいね。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
★ライフ&キャリアコーチングって何をするの?★
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キャリアについて悩んでいるが、ひとりで考えると堂々巡りになる
キャリアについての漠然とした不安があるが、何から始めたらよいかわからない
自分らしいライフ&キャリアデザインを、きちんと時間をとって考え直したい
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転職に限定せず、副業・起業を含めたキャリアを考えたい
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しっかりと考える時間を確保して、一歩前へ踏み出しましょう!
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