38_相手に合わせすぎて疲弊する人が幸せになる方法
皆さま、こんにちは。
少しずつですが、暑さも和らいできましたね。本日もストアカの講座内でいただいた質問にお答えします。皆さまの職場でもご活用いただけると幸いです!
【質問】
私は、メインタイプが理論派のアナリティカルですが、サブタイプとしてエクスプレッシブとエミアブルも併せ持っています。
そのため、職場では全てのタイプに合わせたコミュニケーションが取れており、おそらく周りからは人当たりの良い穏やかな性格として見られていると思います。
特に人間関係で波風を立てることもなく、困っていることもないのですが、周りに合わせる余り、ただただ疲れます。一人になると、ため息が出ることも……。私はどうしたら幸せになれるでしょうか。
【回答】
ご質問いただきありがとうございます。
どのタイプの方とも穏やかに人間関係を築くことのできるあなたは、周りからは「ストレスなく過ごせている」・「皆さんから好かれている」と羨ましく見えていることと思います。
周りに合わせることができるというのは素晴らしいことですが、自分の思いを二の次にすることが増えると、おっしゃるように疲れますね。
では、どうしたら幸せになれるか考えてみましょう。
結論から申し上げると、少しずつ本質(メインタイプ)を出すというのがお薦めです。
具体的には、
エミアブルの方から何か相談を受けた時に、相手に合わせてエミアブルとして寄り添って聞くだけでなく、メインタイプであるアナリティカルを少し出して、
「1ヶ月後にこんな状況になっているように何ができるか考えたら?」
とさらりとクールにアドバイスする。
エクスプレッシブの方が、明るくノリ良くランチに行こう!と誘ってきたら、
「ありがとう。でも今日は1人で行きたいお店を予約しているから、また誘ってくれる?」
と断る。
ちなみに、ランチからはご機嫌で帰ってきてくださいね!断ったことに罪悪感を抱いて暗い顔で帰ってこられると、相手の方は「行きたい店があるっていうのは本当だったのかなあ」と疑心暗鬼になるかもしれません。断った後は楽しそうに振る舞う、が鉄則です!
アナリティカルの方から、細かい提案書のチェックを頼まれた時、今は受けたくないなあと思ったら、無理せず
「私よりもAさんの方が適任だと思うから、Aさんのところに相談に行ってみよう」
と誘って、するりと抜けるなど。
「今、少し無理をしている」「気持ちが沈んだ」「心の中でため息が出た」と感じる時は、自分の気持ちが楽になる言葉を探して使ってみましょう。
そして、相手を否定せず、自分の気持ちも楽になった時の言葉や言い方、態度を忘れないようにメモを残すこともおすすめです。成功体験を自分の中に貯験(貯金するように!)していくイメージです。幸せになるためのあなたの宝物になります。
私たちは、ひとつのタイプだけを持っている方の方が少ないです。言い換えると、周りの方も複数のタイプを持っています。エミアブルだと思っている方が、ふとした時にアナリティカルでコミュニケーションをとってくる時もあります。そのため、「この人にはいつもこの対応で大丈夫」ということはありません。
逆に言うと、あなたの対応する時のタイプを状況により変えても大丈夫だということです。
ソーシャルスタイル理論は、苦手意識を低くすることに有効ですが、どちらか一方に負担をかける使い方は勿体無いと思います。
あなたの気持ちが楽になる方向に舵をきっても、あなたが職場で浮いたりすることはないでしょう。あなたの小さな変化は、周りにも自然に受け入れられると思います。
少しずつ、あなたの本質を出して伸びやかなコミュニケーションをとっていってくださいね!
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