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ぽん太の散歩道:広島県鞆の浦

こんにちは。ぽん太です。2日目は、鞆の浦を歩きました。鞆の浦は今や全国的にメジャーになっていますが、なかなか訪れる機会がなく、今回広島県に来る機会ができたので、立ち寄りました。

鞆の浦は瀬戸内海の中央に位置し、潮の流れが変わることから、古くから「潮待ちの港」として栄えてきました。古くは織田信長に失脚させられた足利義昭が再興を図って滞留したり、福島正則がここに鞆城を築いたり、幕末には長州藩とともに都落ちした「七卿」が寄港したり、「いろは丸事件」(後述)の交渉の舞台となったり、歴史にも刻まれている場所でもあります。


マップ

フォト

鞆の浦はJR福山駅よりバスで約30分のところにあります。歴史的な港湾施設や商家などが残されており、レトロ気分をふんだんに味わえます。町を歩いているとところどころに「保命酒」の看板を掲げたお店があります。保命酒は、鞆の浦の特産の薬用酒の一種で、16種類の生薬が用いられているそうです。

JR福山駅からバスに乗る


約30分ほどで鞆の浦に到着。弁天島がお出迎え


坂本龍馬もたびたび鞆の浦に来ていたようで、当時の隠家が残されている(桝屋清右衛門宅)


レトロなビル(しまなみ信用金庫鞆支店として今も使われている)


左の古民家もまだまだ現役だ


保命酒屋さん(入江豊三郎本店)


こちらの看板は年代もの


鞆の津の商家跡


歴史的な古民家があちこちに


坂本龍馬の「いろは丸」が紀州藩「明光丸」と衝突して沈没した事件(いろは丸事件)の補償ををめぐって談判が行われた旧魚屋萬蔵宅(現御船宿いろは)。「いろは丸事件談判跡」と書いた石碑もある


鞆の浦港


石造りの雁木(がんぎ)。そういえば、東海道歩き旅途中舞坂で見たものもこんな感じであったなあ


いろは丸展示館。残念ながら今日は休館日。


鞆の浦の常夜燈


こちらの常夜燈はさすがに秋葉山ではなく、金毘羅山であった


路地も風情あり


右の保命酒屋さんで試飲させていただく


七卿も立ち寄ったと言われる太田家住宅


かなり立派な保命酒屋さん(岡本亀太郎本店)


鞆の浦歴史民俗博物館(旧鞆城跡)からの眺め


方言での注意喚起は心温まる


観光案内所「鞆てらす」。最初にここで情報収集すべきであった・・・


やっぱり、暑いときはかき氷だ。うまい!


KC Cafeさんでおいしいかき氷をいただきました

おわりに

鞆の浦いかがだったでしょうか。こじんまりした港町ですが、歴史が濃密に詰まっており、町全体もレトロ感たっぷりあふれて、楽しむことができました。また鞆港からは期間限定ではありますが、土日祝で、尾道港までフェリーも出ているようですので、これを利用してみたらよかったと思いました。
では、ごきげんよう。


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