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パートの面接を受けたらとんでもないことを言われて驚いた……

4月からの雇用に向け、年明け早々に仕事探し(パート)を始めました。
58歳、子育てを終えた私の履歴書は転職ばかり。

今年はついに59歳で還暦もすぐ目の前というわけで、来た道を振り返って思うのは、これまでの経験は全て自分を取り戻す旅だったのかもしれない、ということです。

特にこの7年は、仕事を変えるたびに新人として悔しさに泣き、怒り、心理学の本や動画を見まくって、とことん自分と向き合いました。
劣等感に引きずられ、何よりも自分の中に「ダメ」と叫ぶ声が存在することに気づき、それを止めようとして。

良いことも悪いことも、全ては自分のため。過去のトラウマになった出来事を再現し、抑え込んだ感情を引き出すために自ら引き寄せたんだと思います。

今回の履歴書に書いたこと

というわけで、これまでは胃が痛くなるほど気にして書けなかったことも思い切って書きました。ようやく辞めた理由を思い出しても嫌な気持ちにはならなくなったし、自分や人を責めることもなく。
資格欄にも登録販売者資格と保育士の二つを加えてにぎやかに。

それでダメだと言うならそれでもいいや。
「雇ってもらえそう」とか「相手への印象」を気にせず、そのままでいこう。

もちろん、全てのバイトは書けないので、直近と長く務めた職場だけにしました。保険や年金があるわけでもない非正規雇用なので、そこは適当に誤魔化しスッキリと❤

それで、今回応募したのは
「子育て中のママをサポートする子育て支援施設の仕事」です。

その面接で思いがけないことを言われて、いきなりすぎて焦ったというか……

面接で言われたとんでもないこと

面接をしてくれた館長さんは女性の方で40歳くらいでしょうか、柔らかな雰囲気で話しやすく、タッフさんもみんな女性で保育サロンのような雰囲気でした。
子供と遊ぶママさんの姿もあり、「いいなあ」とホッとしたのもつかの間、渡されたのは「自己分析表」

長所と短所、今までぶつかって来た問題や、周りの人からどういう性格だと言われるか、更には性格診断テストまで。履歴書の内容に関してもかなり細かく聞かれるので、よっぽど人が信用できないのかなと。
特に後ろめたいこともないので終始リラックスしていましたが、仕事の説明も終わり、なごやかな空気の中でいきなり言われたのは、
「こちらに書かれている職場に電話してもいいですか?」

……マスクの下で口を開けたまま思わず固まってしまいました。

「あの、ちゃんと働いてますけど」
「なので、その確認を取りたいんです」
「そう言われても、今の職場には内緒で面接を受けに来てるんで……」
「じゃあ、その前の職場に電話してもいいでしょうか」
「いや、ちゃんと円満退社してるし、嘘は書いてませんけど」
「今の職場がダメならその前の会社に電話させていただければと」

いやいや、どう考えてもイイわけがない。
「できるだけ長く続けて欲しいので」なんて理由を、まともに受け取れるはずがありません。

履歴書を信用できないってことは、目の前の私が信用できないってことで、既に退職している会社に真偽を確かめる電話をするなんて、そんなアホな。そもそもパートは社員ではなくただの労働力ですから。

雇用保険も年金も加入してないのにいったい何を確認したいのか、
勤務態度?トラブル?
嘘がないかの確認?
嘘ってなに?
そもそも表向きの退職理由なんてのは嘘っぱちで、職歴なんて直近以外は適当だし。

「働いていたお店に電話して店長に……」と言われたのでやんわりと拒否しつつ、それでもしつこく電話したいと言うので、目の前の館長がとんでもない人に見えてきました。


家に帰ってからも、本人が嫌がっているのにどうしてだろうと理解ができず、ただの意地悪なのか本気なのか。
相手が隠している傷を執拗につつくような会社では変な罪悪感に囚われる気がして、「ここはないな……」と思ったのでした。



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