【読書感想文】 パン屋ではおにぎりを売れ。(考える技術の話)
せっかく本が好きなので、読んだ本の感想を書いていこうと思います。
今回は1回目なのでどうぞ暖かい目で見ていただければと思います。
今回読んだ本がこちら。
柿内尚文さんです。
・何故この本を手に取ったのか
理由はいくつかあります。
表紙が可愛かった。
仕事に活かせそうだから。
開いた感じ読みやすそうだった。
まず表紙がかわいい。
私は別にかわいいもの好きではないのですが、この表紙良いです。
「おにぎり」と「パン」と言う超身近なもので「え、どう言うこと?」って気になるキャッチコピーになっていて思わず手に取ってしまいました。
この「え、どう言うこと?」って気を引く技術があるならば、ぜひマスターして仕事に取り入れたいですよね。
そんな期待と共に表紙を捲ります。
するとこう書いてあります。
「問題」
・モテない男子高校生が女子からモテる方法は?
こんな感じで突然質問されます。
でもうまいですよね、表紙の時点で「カラクリ」が気になっているところに具体的な問題をしてきます。
次のページには。
「答え」
が書いてあります。しかもちゃんと捲らないと答えが見えないようにレイアウトされています。
正直、これだけで結構買う気になりました。
ちなみにみなさん、これの答えなんだと思いますか?
よければちょっと考えてみてください。
最後に答えを書きます。
目次
・何故この本を手に取ったのか
1.何の本か
2.どう勉強になったか
3.どう活かせるか
4.明日からできること
5.最後に答え
1.何の本か
これは序盤に書いてあります。
「考える技術の獲得」を目標にしている本です。
「考える技術」について考えたことはあるでしょうか?
どうやら学歴の高い人は必ず持っている技術のようです。
こんな話があります。
学歴の象徴「東大生」は、勉強する前にまず「勉強法」を組み立てる
らしいですね。
このように「考える技術」は、学んだ素材を組み立てるための「工具」もしくは「説明書」のような物と言えます。
こんな技術を獲得できたら、さぞ一目置かれるでしょう。
2.どう勉強になったか
「考えているつもりで実は考えられていなかった」ことに気付きました。
どういうことか説明します。
「考える」とは「思うこと」でも「知っていること」でもない。
というのです。
具体的に説明すると
例えば「考え事」をしている状態を思い出してください。
「そういえばあの時あんなことあったな。」
「あの時のアレなんだったんだろう。」
昨日の出来事とか、仕事での出来事、友達とのやりとり、家での出来事、、大体こんな感じですよね。
これが「思うこと」です。
「知っていること」の例え話し。
上司:「A君、このお客様アンケートの回答から潜在的なニーズを考えてみてくれ。」
A君:「はいわかりました!考えてみます。」
翌日
上司:「A君、どうだった昨日の宿題は。」
A君:「はい。真剣に一晩考えてみたのですが、全く思いつかなくて、、、
。」
これが「知っていること」です。
もう少し分かりやすくすると、
「知らないこと=考えられないこと」
「知っていること=考えられること」
無意識にこう思い込んでいませんか?
こういった例を踏まえて「考える」とは「思うこと」でも「知っていること」でもない。と言うのです。
レベル高いですよね。
でも確かにそうです。
気付けてよかった。
これはどんな仕事にも活かせる教えだと思います。
3.どう活かせるか
この「考える技術」を身につければ、「新しいこと」にどんどん挑戦していけます。
何故なら、考えることができるから。
知らなくてもこれから知れば良いだけです。
「考えればなんとかなる」
こう思えることが大きな自信につながることでしょう。
じゃあどう「考えれば」良いのか。
本の中では複数紹介されてますが、最も重要なことは
「広げること」と「深めること」
これを絶対に覚えてください。
簡単に言うと、「複数の可能性を考える」と「その結果を想像する」こと。
〈具体例〉
「たくさん売れる洋服を考える」として、
広げ:「誰でも着れるものがいい。性別年齢問わず。」
深め:「色があると良くない。ベーシックなデザインがいい。」
結果:「無地の白」
こんな感じです。
ぜひこの「広げること」と「深めること」をあなたの仕事に活かしてみてください。
4.明日からできること
こんなにちょうど良い問題が目の前に転がっていれば良いですが、そんなことは滅多にありません。
そこで私は、「潜在ニーズに目を向ける」ことにします。
今までとのつながりを説明します。
「考える技術の獲得」
↓
「考える」とは「思うこと」でも「知っていること」でもない。」
↓
「広げること」と「深めること」
考える技術の向かう先は、「広げること」と「深めること」です。
これを普段から考えれば良いのですが、そんなにちょうどい良い問題はありません。ならば、最初から「潜在ニーズ」に目を向ければ良いのではないでしょうか。
何故なら
・さまざまな角度からニーズを考える「広げること」
・最もらしい可能性を採用する「深めること」
以上のことがそのまま「潜在ニーズを考える」ことだからです。
なので、明日からできることは潜在ニーズを考えることです。
業種によっては活かしにくい方もいるかも知れません。
その時は「上司の潜在ニーズ」は何か考えてみたり、意中の女性、男性の潜在ニーズを考えたりすると面白いかも知れません。
ぜひ試してみてください。
5.最後に答え
・モテない男子高校生が女子からモテる方法は?
この問題の解答は
「女子高校研究会」として活動する。
このように最もらしい理由をつけて活動すると役目を果たすために行動できてしまう。
でもこれ、世の中の「法人」と同じ考え方ですよね。
事業主が「お金儲けしたい」と思っていて、最もらしい理由として「最高のサービス」を提供するわけですから。
みなさんも「最もらしい理由」を見つけてみてください。
ではまた!