加齢による、誤魔化せなくなってくる自分の性認識と体の不調
私の場合、良くも悪くも昔から「変わってない」のだ。性格とか、趣味とか。ノリがいつまでも学生気分のままである。
服のセンスも学生気分のまま。結婚も育児もしてないので休日の過ごし方も自由なのが、いつまでも若い頃のままで変わらないのが大きい。
しかし、中身がいつまでも変わらなくても、体は間違いなく変わってきている。例えば月経とか。
現在、私は頻発月経で体調を崩している。15日周期で生理が来ると、月に2回は生理前でイライラやムカムカが止まらないことになる。月に2回の生理は本当にキツイ。ただでさえうつ病患ってるのに生理前症候群(PMS)で年々、心身のバランスが乱れる。若い頃はそんな事なかったのになあ。
ということで、婦人科に行って、ジエノゲストを処方してもらった。毎日飲み続けることで半年後には生理が無くなるという。まあ生理が来なくなればPMSに悩まされることもないけど、生理を止める、て治療法があるんだな、とびっくりした。そこ人工的にやっちゃってもいいんだ。
人工的に生理を止める行為に抵抗感がある人もいるだろう。ただ、私は今後子供を産む気も結婚する気もないし、Xジェンダー(性別違和感・中性)の気もあるから、正直に言うと無くなってくれると助かる。
ここ数年は生理が来るたびに「もういらんねんけどなあ、子供産まんしなあ」と生き物としての女性である自分を否定したのだ。股間から血が流れるぐらいなら、まあ子宮があるから仕方ない、で済ませるけど、PMSだけは本当にどうにかしたかった。PMSの影響で出勤に影響が出るのも嫌だし、自分のジェンダーの認識が揺らぐのが嫌で仕方が無かったのだ。
もう私は女という性に縛られない、私は私だ!と強く誓ったのに、月に1回は必ずそれを揺らがすのが生理なのだ。しかも今年に入ってから月2回。誰も頼んでないのよそのシフト。そこ増量サービスせんでいいから。
というわけで、体が女性な以上、更年期障害からは逃れられないのである。やだわー。減るならまだしも、増えるって何?
これ、自分の性自認が「男性」の女の人、本当に苦労するだろうな。子宮がある限り、月1回の生理からは逃れられないからなあ。
実際に苦労している人の記事を見つけたので参考にどうぞ。
性自認が女性でも男性でもない私にも、生理はある。生理のタブーにあるトランスジェンダーが挑む理由 | ハフポスト LIFE (huffingtonpost.jp)
私の場合、別に女性でもいいけどできれば中性が良いなあ、ぐらいの性別違和なのでここまで苦悩しなかった。現実には、当たり前のようになる生理や、生理用品とその処理に苦労してるトランスジェンダーがいるのである。
今思えば、若い頃はほんと何も考えてなかったな、若さ故、やりたい時にやりたい事が出来た自由な時代。あの頃のセフレがいた時代、その時は楽しかったけど、今となっては足枷でしかない。中途半端に女性を楽しんだせいで、今、性自認と体のホルモンバランスがぐっちゃぐちゃである。まあ受け入れるしかないんすけどね、人生やり直そう!て年齢でもないし。来世に期待して自死を選ぶには、ちょっと年を取り過ぎた。
ちなみに「子宮摘出」という方法で、生理を無くすという考えもあるが、これは実際に母が子宮体がんで子宮摘出して、その後めちゃくちゃ苦労してるからお勧めしないし、簡単に言うなって話。あるべきはずの内臓が無くなって、体内の位置バランスがおかしくなるからいろいろ弊害が出るらしい。今のところがんの再発はないが、子宮を取ったことで尿の排泄が大変でカテーテルを入れていたが、そこで炎症を起こして腎臓に影響が出た。今年に入って2度も入院することになった母。次は腎臓を取るらしい。生理無くしたいってだけでそこまでせなあかんか?無茶言うぜ、誰だ提案したの。
いっそのこと、人類みな雌雄同体になった方が楽になりませんか?ならんか、そうか。別の問題生みだしそうだしな。
次はジエノゲストを処方してどう変わったか、経過報告でもしますか。では。
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