つべこべ言わず作れ!発表しろ!恥をかけ!

文章なり、マンガなり、絵なり陶芸なり彫刻なり、何かしら作品を作って成功したいなら「つべこべ言わず作れ、そして発表しろ、そして恥をかけ」が唯一の正解だと思う。
最初から立派な作品が作れるわけがない。最初から評価されるはずがない。ましてや売れるはずがない。

売れるなんて思っちゃダメ。評価してもらえるなんて考えちゃダメ。ただひたすら自分の作りたいものを作る。人に見せる。そして恥をかく。それを何年か続けること。それはまず大前提だと思う。それをしても成功するかどうか分からない。でも、それなしに成功するはずがない、と言ってよいと思う。

私は売ろうとは思ってはおらず、ただ自分の頭の整理のため、そしてそのついでにお役に立つこともあればと思ってツイッターやっていたら、本を書く機会を得た。毎日のようにつぶやいていなければそんな話は来なかっただろう。

私の弟は作陶家だが、知人に作品をプレゼントすると「磁器のほうが好み」と言われることがある。陶器は好みがあり、みんなにウケるわけじゃない。しかし個展を何度も何十回も開催することで弟の作風を好むお客さんがついてきた。

あと、特定の人に買ってもらおうと営業かけちゃダメ。生命保険とかの営業は親戚とかに売り込んだりするけど、すぐに限界が来る。不特定多数に営業して、不特定多数の中から、自分の作品を好んでくれる人が出てくるのを辛抱強く待つことが大切。それまでは釣りでいう撒き餌!

私のツイートを嫌う人は結構多い。多分、わたしがこれまでブロックしてきた数とは比べ物にならないくらい私はブロックされていると思う(私は滅多にブロックしない)。それでもフォロワー数がずいぶん増えたのは、不特定多数の人の中から、私の言葉に興味を持つ人が現れたから。

作品を発表すると恥をかく。しかしその「恥」こそが重要なデータ。自分と世間のズレを認識できる。そのデータを参考にしつつ、作品を作り続けると、だんだんとどんな作品だと面白いと言ってもらえるかが見えてくる。恥をかくから見えてくる世界。

私なんかどれだけ恥をかいてきたことか。それが膨大なデータになって、学習の基礎になっている。ウケるかウケないかなんかも考えずに作品を作っては発表し、恥をかく。そこからようやく、人が面白がってくれる作品は生まれてくるのだと思う。
つべこべ言わず、作れ!発表しろ!恥をかけ!

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