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【メンタルヘルス】モチベーションが上がる仕組みについての話

どうもみなさん! 臨床心理士・公認心理師のはしくれのおくけんです!

今日はモチベーションが上がる仕組みについてお話していきます!!

モチベーションには、「楽しい、やりたい!」といった内側から来る「内発的モチベーション」と「お金や人からの評価」などといった外側から来る「外発的モチベーション」の2つがあります。

前回のお話では、「内発的モチベーション」でやっていることに「外発的モチベーション」となる報酬を与えると、「内発的モチベーション」が下がってしまうといったお話をしました。

簡単に言うと、元々楽しいものに下手に手を加えると楽しくなくなるということです。

https://note.com/shinrishi_okuken/n/n1de3583e5aba

今回は、モチベーションが上がる仕組みについてお話をしていきます!
それではいきましょう!!

今日の『読む処方箋』

【エンハンシング効果】

エンハンシング効果(motivation-enhancing effect)は、外的報酬が内発的なモチベーションを高める場合に起こる現象を指します。

モチベーションが下がる、【アンダーマイニング現象】(タップでリンク先へ)とは対照的に、適切に提供された外的報酬が、もともとの内発的なモチベーションを強化することがあります。

具体例

  1. スポーツの練習:コーチに言われたことをしぶしぶとやっている(「怒られない」などの外発的モチベーション)うちに、技術が上がり、そのスポーツが楽しくなる(内発的モチベーション)。

  2. 仕事: 生活費の為(外発的モチベーション)に仕事に没頭しているうちに、仕事そのものが楽しくなってくる(内発的モチベーション)。

  3. 学習の場面:受験の為(外発的モチベーション)に勉強をしているうちに、勉強そのものが楽しくなってくる(内発的モチベーション)。

まとめ

 【エンハンシング効果】は、外的報酬が「結果」だけでなく、「努力」や「能力の向上」を認識し、個人の「自律性」や「有能感」を支える形で与えられた場合に発生します。
このように、外的報酬の設計次第では、内発的なモチベーションを高める効果が期待できるのです。

行動の継続には、外発的モチベーションも大事ですが、長期的な継続には「自主的に楽しむ」といった内発的モチベーションが必須になります。

お金が欲しい! 成功したい! などといった外発的モチベーションが悪いわけではありません。お金は生きていく上で必要ですからね。

でも、その外的報酬の背景には内発的モチベーションがあります。

・安心したい
・自分に自信が欲しい
・良好な人間関係を築きたい
・成長していきたい
・ワクワクすることをしたい
などなど

その内発的モチベーションのプロセスに外発的モチベーションがあればいいのです!

そこを掘り下げることが重要になります。

ちなみにおくけんはこのような理論たちを駆使して今日でnote168日連続投稿です!
(中途半端!笑)

今回はここまで! 次回もお楽しみに😊


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心理士おくけん
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