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【メンタルヘルス】最高の健康習慣:マインドフルネス

 マインドフルネスとは、身体感覚や今の感情に注意を向けることをいう。僕は、これを心理療法の文脈で実施している。
様々な専門家が、様々な文脈でマインドフルネスを実施しているのだ。
使い方の絶対の正解はない。

 先日Twitterを徘徊している時に、とあるいい感じのアカウントを見かけた。

なんかすごくいい感じだ(小並感)。
プロフィールを見ると臨床心理士・公認心理師の同業者で、明らかに僕よりも経験を積まれている方だ。
そして、IMA(ヨーロッパでマインドフルネスのトレーニングを最も長く行っている機関)で研修を受けた方だということも分かった。


これを見て、僕の中のワクワクが出てきてしまった。
そう、出てきてしまったのである。
「この人と話してみたい!!」と。
心理士おくけんの理念は以下の通りだ。
誠に致し方ない。

おくけんの理念

この人と話してみたい! そう思ってTwitterのDMを送った。
僕のTwitterは当時やり始めて2週間のフォロワーの少ないアカウントだ。
我ながら怪しいにもほどがある。
ちなみに現時点でも1カ月経っていない。
スルーされても仕方ないと思ったが、なんと返信が来たのだ!

そして、僕は

とメッセージを送る。いや、突っ込み過ぎやろ・・。
でも、

oh・・いけたぞ・・
そんなこんなあって、オンラインで話すことになりました。

僕が連絡した方は、鈴木健一先生。
何とnoteの記事で名前を出していいと言って下さったのだ!
臨床心理士・公認心理師の同業者の方だ。

やり取りをしていると「先生じゃなくて鈴木さんでいいですよ」と、とってもオープンで柔らかい人だった。

鈴木さんは、IMA(ヨーロッパでマインドフルネスのトレーニングを最も長く行っている機関)で研修を受けた方で「マインドフルネスストレス低減法:MBSR」をメインでされている方だ。

鈴木さんのキャリアはエンジニアから始まり、その後、臨床心理の道に進んだといったルートとなっている。
臨床心理士・公認心理師は大学院(修士課程)に行く必要があるため、社会人からの方向転換はとても大変な道のりだ。
柔らかくも、内側に力強いパッションを持っている人だと感じた。

一方僕は、マインドフルネスを用いた(ACT:アクセプタンス&コミットメント・セラピー)といった心理療法をメインでやっており、お互い「マインドフルネス」といった共通点があった。

マインドフルネスをやる理由

 マインドフルネスでやることは、五感や身体感覚の「今」に注意を向けることだ。
思考に注意が集中している状態は、脳の60%~80%のエネルギーを使い、多くのメンタル不調を抱える方は思考の反すうがある。思考に注意が向いていると、過去と未来に注意が向く。
だからマインドフルネスをやるといい。超簡単にいうとこんな感じだ。

 まとめると、マインドフルネスの目的を敢えて言うと「今この瞬間を丁寧に生きる感覚をつかむこと」になってくる。

鈴木さんとおくけんのマインドフルネスの違い

 その為、本来のマインドフルネスは達成目標を持たない。
目的を持つと、未来の達成に注意が集中し、緊張を生み、本来の「今この瞬間を丁寧に生きる感覚をつかむこと」といった目的から遠ざかるからだ。
鈴木さんがやっているマインドフルネス(マインドフルネスストレス低減法:MBSR)はこれだ。

 一方、僕はACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)という心理療法の枠組みでマインドフルネスをやっている。
心理療法には治療目標がある。未来への達成目標があるのだ。
一見マインドフルネスと矛盾しているが、今この瞬間の自分をしっかりと感じることで、自分がこれからどうしていきたいかといった未来に向かって進んで行ける。そのためにマインドフルネスを治療の1つとしてやっているのだ。

つまり、鈴木さんがやっているマインドフルネスは種が埋まっている所に水をあげ、あるがままの成長を見守る「オーガニックなマインドフルネス」と言える。

一方僕は、「ビニールハウスのマインドフルネス」だ。成長の方向性をある程度修正したり、負荷が少ない状態で目的に向かっていくといった「目的に応じて人工的に調整をしたマインドフルネス」といえる。

鈴木さんは「一次予防」にとても関心がある。
一次予防とは、不調を抱える前の普段から健康習慣を心がけることだ。
この場合は健康習慣としてのオーガニックなマインドフルネスがとてもいい方向にいく。

僕がやっている心理療法は、ある程度症状がある段階で行う。
二次予防、三次予防の段階だ。
もちろん鈴木さんは臨床心理士・公認心理師として二次予防・三次予防にも関わる。
症状やその人の目的に応じてある程度人工的に行くのだ。
これもとても必要だろう。

大事なのは、その人のその時のニーズにあった支援を届けることができるということだ。

1人でできることはとても限られている。
だから、お互いに協力して得意分野で補完し合えばいい。
このような連携のことを「リエゾン」という。
本来は他職種との連携に使う言葉だが、何だかしっくりときた。

そんな連携をしていきたいと思った素敵な心理士さんの紹介でした。

興味がある方は、鈴木さんがやっているマインドフルネスセンターをぜひチェックしてほしい。
このセンターでは、オンラインのマインドフルネスもやっています。

処方箋

Twitter


https://x.com/Takibi_Tochigi

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