VS宗像サニックスブルース 試合ふりかえり編
こんにちは。近鉄ライナーズの田淵慎理です。
すこし遅くなりましたが、試合のふりかえり編です。
試合前の注目選手の記事はコチラ↓
レッドカードがでて一人少ない状況の中での勝利。
試合メンバーの努力といいプレーの連続、そして日ごろからたくさんの状況を想定した準備がこの結果につながりました。
特に個人的に勝敗に影響したと思うポイントを解説します。
ゲニアとクーパーのコンビの貢献度
ゲニアのキック精度
ゲニアとクーパーの元オーストラリア代表コンビはさすがの活躍。
ゲニアのキックから片岡選手のトライにつながったシーンが象徴的でした。
残り時間から考えてもかなり大きいダメージを与えたトライだったと思います。
試合を通して、ゲニアは敵陣の奥、コーナーエリアにキックを正確に蹴っていました。
あのキックはかなり難しいキックで、もしミスしてそのままタッチに出ればダイレクトタッチで相手ボール。
ゲニアの試合のキック精度はワールドクラスで、テストマッチを見ている気分になりました。
しかし、それは当たり前なのかもしれません。
ゲニアが練習前や練習後にひたすらキック練習をしている姿をライナーズのメンバーはよく知っているからです。
ワールドクラスの選手が大事な試合でいいパフォーマンスを出せる理由は日々の練習の積み重ねだと実感しました。
クーパーのディフェンス
クエイドクーパーはトライはもちろんですが、いちばんの貢献はディフェンスでした。
サニックスさんはセットプレーから、最初のフェイズで強いランナーを積極的にクーパーに当てにいっていました。
前回の豊田自動織機戦では、ハイタックルのイエローカードがあったクーパーを狙っての作戦かと思いました。
また、相手の10番を意図的に狙って、フィジカル的にもメンタル的にも疲労させて、上手くゲームコントロールできないようにする作戦の可能性もありました。
しかし、さすがのクエイドクーパー。
トニシオバイフ選手やカーンヘスケス選手が来てもいいタックルで対応していました。
サニックスさんとしては、タックルが強い両センター(ステイリンとフィフィタ)を避けてクエイドクーパーのところでゲインを切れると、そのあとのフェイズでアタックしやすくなるというイメージだったと思います。
また、サニックスさんのアタックパターンは、元からそのパターンが多い印象だったので、そこをきっちり止めれたのは大きかったです。
フォワードのスクラムとラインアウトの安定がゲームを安定させた
フォワードは前回の敗戦からきっちり修正できた印象です。
前回の試合ほどではないですが、風の強い中でラインアウトは安定。
ゴール前のモールはいい武器になっていました。
さらにそれを布石にしたズラすモールでトライも取れました。
スクラムも基本的には安定。
14人になった場面でも試合中の修正能力を活かして修正し、大きく崩れることはありませんでした。
(バックスの選手がフランカーに入ったり、ボールをスクラムからすぐに出したりするプレーで対応)
やはりライナーズが勝利するための軸は、フォワードのがんばりだということが分かりました。
次戦はパナソニックワイルドナイツ戦
「勝って花園にもどってこよう!」
このマインドで先週は試合に臨み、見事勝利することができました。
今週はいよいよチームターゲットでもある「トップ8」をかけた試合です。
みなさんの熱い応援よろしくお願いします!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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