バルカン半島を点々、郷土菓子を尋ねて<アルバニア>
<アルバニア>ベラットお菓子考
製糖の発明は、1世紀古代インド北部に始まるとされ、サトウキビの汁を土鍋に入れ煮詰めて作りました。
アレキサンダー大王のインド遠征時の記録に、「インドには、蜂も来ないのに甘い蜜を出す葦がある」「噛むと甘い葦がある。」とかの記載があるそうです。
世界的伝播には、アラブ商人の活躍や通商経路を支配したオスマン帝国が大きく影響しました。
当時高価な砂糖で作るスイーツは、オスマン帝国では富と権力の象徴でした。オスマン帝国のスイーツ文化は、エジプトやアラビア半島への領土拡張とともに発展して、ヨーロッパの人々をも魅了しました。
『ナルニア国物語』で魔女がエドマンドを誘惑するために使ったお菓子、ターキッシュデライトもその1つです。
いっぽう、砂糖やスパイスが貴重だった中世ヨーロッパにおいては、薬草による医療や醸造、製菓などの研究と技術向上は修道院が重要な役割を果たしました。
ここで、スイーツの口になったので、ランチは、川べりに並ぶスタイリッシュなカフェに入りました。
上の記事はバルカン半島の郷土菓子を尋ねる旅の途中の記事です。
他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀