ベトナム、民族文化と生活に触れる旅<ライチョウ省>
<ライチョウ省>白モン族の集落
ダオサン日曜市近くに白モン族の村がありました。
招いていただいた最初のお家のキッチンでは犬の丸焼き調理中。男性が調理しています。ここら辺のレストランではヤギや犬料理もあり、市場では犬料理用の調味料も販売されています。
玄関横に置かれた大きな木箱は棺桶です。年老いた家族に安心してもらうために精一杯立派な木材の物を準備します。
埋葬の風習として、ご遺体をゴザで巻いて顔だけ土から出して埋めて、3日間口の中にご飯をつめるとか。亡くなってから3日間の祖先に送る儀式の後、洞窟や田んぼに埋葬します。田んぼに埋葬した場合、石を置いてそこには作物を植えないようにするそうです。まだまだ不思議な儀式がありそうです。
モン族にとって死とは、身体から魂が抜け出した状態で、魂はあの世の先祖のいる場所へたどり着き、生まれ変わるのを待つことなのです。
二軒目の家の壁には鳥の羽をつけたお札が貼られていました。
スカ(Xu Ca)と呼ばれるこの神様はモン族の人々にとって最も重要な神様のひとりですが、この神様を祀る祭壇は家の真ん中にある部屋の壁に貼られた紙だけです。
フランス人宣教師が宣教を行った地域でカトリックに改宗したモン族もいますが、キリスト教ではアニミズムを許さない、したがってお札が貼ってあるお家はキリスト教ではないということになります。
台所には、お正月に余った豚肉が干してありました。
上の記事はベトナムの民族文化と生活に触れる旅の途中の記事です。
他少数民族の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀
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