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バルカン半島を点々、郷土菓子を尋ねて<コソボ>
<コソボ>後期ビザンチン洋式の傑作、世界遺産グラチャニツァ修道院へ
羽田空港から夜便のターキッシュエアラインズに乗って、翌早朝イスタンブール着後、乗り換えて小1時間で、コソボの首都プリシュティナへ。
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ブリシュティナ着後、近郊の世界遺産グラチャニツァ修道院へ。
コソボは2008年にセルビアから独立宣言をし、アルバニア人が92%の国。ただしセルビアは現在でもコソボの独立を認めておらずセルビアの自治州との位置付けをしています。
グラチャニツアはセルビア人の村のため、コソボの国旗でなくセルビア共和国の国旗が見られます。
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セルビア王ステファン・ウロシュ2世(1253~1321)が1310年に建てた修道院は現在も十数名の修道女が修道する現役の世界遺産です。ウロシュ2世がビザンツ帝国の皇女と結婚したことからビザンツ洋式で建てられたといいます。
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テッサロニキの名工による内部一面に描かれたフレスコは圧巻で、ため息が出てしまいます(撮影禁止でお見せてきないのが残念です)。
オスマン帝国時代にはモスクとして使われましたが、一部フレスコ画の聖人の青い目が潰されてしまっているのはそのせいではなく、聖人の目は魔力があるとして、信者が煎じて飲むために削ってしまったもの。ラピスラズリで描いたものだったので、高級な迷信となってしまいました。
敷地内には自給自足の修道女が作るパン、ワイン、チーズ、ジャム、パンと、お菓子を販売するショップがあります。
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修道院のお菓子はサクッと優しい風味のお菓子でした。
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上の記事はバルカン半島の郷土菓子を尋ねる旅の途中の記事です。
他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀